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秋の風景を撮るのに適したデジカメはコレだ! 第3回

動く被写体を撮るなら……デジイチ or ミラーレス一眼!?

2014年09月11日 12時00分更新

文● 周防克弥

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デジイチだけど小さく、軽い
キヤノン「EOS Kiss X7」

今年発売のKissシリーズはあまり大きな進化がなく、機能が簡素化されてしまったので、昨年の「EOS Kiss X7」のほうが機能的にはお買い得……だと個人的には思う

今年発売のKissシリーズはあまり大きな進化がなく、機能が簡素化されてしまったので、昨年の「EOS Kiss X7」のほうが機能的にはお買い得……だと個人的には思う

 キヤノンのデジイチエントリーモデルで、発売は2013年4月だがれっきとした現行モデル。18-55mm F3.5-5.6と55-250mm F4-5.6のレンズが付属する「ダブルズームキット」が7万円台で購入できる。

 APS-Cサイズのセンサーを採用し、有効画素数は1800万画素。AFセンサーは9点。ライブビュー撮影ではコントラスト検出方式と撮像素子面に埋め込んだセンサー位相差検出センサーを併用するハイブリッド型に切り替わり、タッチ操作でピント位置の指定が可能。連写速度は秒間4コマとなる。

コマンドダイヤルはシャッターボタンの手前にある。1つしかないのでマニュアル時の絞り操作や露出補正時にはほかのボタンを押しながらの操作になるが、あまり苦ではない

コマンドダイヤルはシャッターボタンの手前にある。1つしかないのでマニュアル時の絞り操作や露出補正時にはほかのボタンを押しながらの操作になるが、あまり苦ではない

背面液晶は3型(約104万画素)でタッチ操作が可能だ。コンパクトな割にはボタンが大きく操作性がいい

背面液晶は3型(約104万画素)でタッチ操作が可能だ。コンパクトな割にはボタンが大きく操作性がいい

 本体サイズは幅116.8×奥行69.4×高さ90.7mmで、デジイチとしてはかなり小さい部類に入る。バッテリーとメディア込みの重量は約407gだ。

 なお、本機は本特集の第1回で紹介しており、感度別撮影サンプルもそちらに掲載しているのでここでは省略する。

EOSの中核をなすミドルレンジ一眼レフ
キヤノン「EOS 70D」

キヤノンEOSシリーズのど真ん中モデル「EOS 70D」

キヤノンEOSシリーズのど真ん中モデル「EOS 70D」

 2013年9月に発売された、デジイチEOSシリーズのミドルレンジモデル。2桁シリーズの中核に位置するが、それまでのシリーズよりも全体的に機能がワンランクアップしている。

 例えば、光学ファインダー撮影時の位相差AFセンサーは上位モデル「EOS 7D」と同じく19点で、ライブビュー時にはすべての画素に撮影用の素子と位相差AFセンサーを埋め込んだ「デュアルピクセルCMOS」を採用、ライブビュー時にも画面内全体でAFが可能だ。

 センサーサイズはKiss X7と同じAPS-Cだが、有効画素数は2020万画素とこちらのほうが高い。連写速度は秒間7コマと、こちらもKiss X7より多い。

 18-55mm F3.5-5.6と55-250mm F4-5.6のレンズが付属する「ダブルズームキット」が12万円代中盤で購入できる。

 本体サイズは幅139×奥行78.5×高さ104.3mmで、ミドルレンジモデルとしては意外に小型。バッテリーとメディア込みの重量は755gとなる。

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

 撮影サンプルを確認すると、ノイズはISO 1600あたりから徐々に目立ちはじめる。ISO 12800を超えるとディテールに影響しはじめるが、全体に偽色は少なく、かなり良好だ。ISO 1600くらいまでは普通に使っても問題ないレベルである。

(次ページに続く、「ミラーレス一眼 vs デジイチ
追従連写対決!
」)

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