9月10日、富士フイルムから高級コンパクトデジタルカメラ2製品が発表された。発表会で実機が展示されていたので、その写真とともに紹介する。
光学ファインダー内に子画面でEVF表示!
「FUJIFILM X100T」
11月発売予定の「FUJIFILM X100T」(予想実売価格15万5000円前後)は、APS-Cサイズの「X-Trans CMOS II」センサー(有効1630万画素)を搭載するハイエンドモデル。
ファインダーが光学式と電子式をレバーで切り替えられるのは従来機(X100S)と同じだが、新機種では光学ファインダー表示時に、その左下にNDフィルターを被せ、その上に電子式ファインダーの映像を表示するという「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」機能を搭載。
メインで光学ファインダーを見つつ、その左下にはピクチャー・イン・ピクチャーのような感じで電子ファインダーの映像を参照でき、電子式ならではのピントエリアの拡大などができる。
コンデジでは世界最高をうたうファインダーを搭載
「FUJIFILM X30」
9月20日に発売予定の「FUJIFILM X30」(予想実売価格7万円前後)は、撮像素子に2/3型「X-Trans CMOS II」センサー(有効1200万画素)を採用するミドルクラスモデル。
236万画素という高精細な「リアルタイム・ビューファインダー」が特徴で、0.39型の有機ELパネルを採用。表示タイムラグは0.005秒と高速で、本体が500g以下のレンズ一体型ズーム式デジタルカメラとしては世界最大・最高速だという。
「FUJIFILM X-T1」にも新色&大幅アップデートが
同社のミラーレス一眼「FUJIFILM X-T1」についても、新色「グラファイトシルバー エディション」を追加することが発表された。11月発売予定で、予想実売価格は17万8000円前後となる。
新色と言うだけでなく、1/32000秒の高速電子シャッターが追加されている。さらに、12月までにAFエリアのダイレクト選択機能など10項目のアップデートを予定。このアップデート(電子シャッターも含め)は、従来のX-T1にも提供されるという。