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ファインダーが超進化! 富士フイルムの高級コンデジ「X100T」「X30」登場

2014年09月10日 18時08分更新

文● ASCII.jp編集部

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 9月10日、富士フイルムから高級コンパクトデジタルカメラ2製品が発表された。発表会で実機が展示されていたので、その写真とともに紹介する。

光学ファインダー内に子画面でEVF表示!
「FUJIFILM X100T」

「FUJIFILM X100T」

ブラックとシルバーの2色展開となる「FUJIFILM X100T」

 11月発売予定の「FUJIFILM X100T」(予想実売価格15万5000円前後)は、APS-Cサイズの「X-Trans CMOS II」センサー(有効1630万画素)を搭載するハイエンドモデル。

手に持ったところ

手に持ったところ。見た目は重厚だが、重量は撮影時で440gと結構軽い

ファインダーは前面のレバーで光学式と電子式を切り替える

ファインダーは前面のレバーで光学式と電子式を切り替える。レンズの根元には絞りリングがあり、1/3段ずつ絞りを変更できる

ファインダー内左端に四角いフィルターが出たり引っ込んだりする

ファインダー内左端に四角いフィルターが出たり引っ込んだりする

そのフィルターに電子式の映像を表示する。写真はそのファインダー内のイメージ

そのフィルター部分に電子式の映像を表示する。写真はそのファインダー内のイメージ

「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」の構造と仕組み

 ファインダーが光学式と電子式をレバーで切り替えられるのは従来機(X100S)と同じだが、新機種では光学ファインダー表示時に、その左下にNDフィルターを被せ、その上に電子式ファインダーの映像を表示するという「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」機能を搭載。

 メインで光学ファインダーを見つつ、その左下にはピクチャー・イン・ピクチャーのような感じで電子ファインダーの映像を参照でき、電子式ならではのピントエリアの拡大などができる。

本体上部。天面と底面にはマグネシウム合金を採用する

本体上部。天面と底面にはマグネシウム合金を採用する

本体背面。3型(104万画素)のモニターを装備。従来背面にあったレバーがダイヤルに変更されている

本体背面。3型(104万画素)のモニターを装備。従来背面にあったレバーがダイヤルに変更されている

本体側面のカバー内にHDMIなどの端子を搭載する

本体側面のカバー内にHDMIなどの端子を搭載する

コンデジでは世界最高をうたうファインダーを搭載
「FUJIFILM X30」

「FUJIFILM X30」

こちらもシルバーとブラックのカラーを用意する「FUJIFILM X30」

 9月20日に発売予定の「FUJIFILM X30」(予想実売価格7万円前後)は、撮像素子に2/3型「X-Trans CMOS II」センサー(有効1200万画素)を採用するミドルクラスモデル。

手の持ったところ。撮影時重量は423gとこちらも結構軽い

背面には最大の特徴であるEVFと、3型(92万画素)のモニターを装備

モニターは上下方向にチルトする

 236万画素という高精細な「リアルタイム・ビューファインダー」が特徴で、0.39型の有機ELパネルを採用。表示タイムラグは0.005秒と高速で、本体が500g以下のレンズ一体型ズーム式デジタルカメラとしては世界最大・最高速だという。

約470枚の撮影が可能な大容量バッテリーも特徴だ

約470枚の撮影が可能な大容量バッテリーも特徴だ

ポップアップ式のフラッシュを内蔵する

ポップアップ式のフラッシュを内蔵する

レンズ部分には「コントロールリング」を搭載。感度やホワイトバランスなどを割り当てられる

本体上面。本機も天面と底面にはマグネシウム合金を採用し、高級感を演出している

本体上面。本機も天面と底面にはマグネシウム合金を採用し、高級感を演出している

「FUJIFILM X-T1」にも新色&大幅アップデートが

「FUJIFILM X-T1 グラファイトシルバー エディション」

「FUJIFILM X-T1 グラファイトシルバー エディション」

 同社のミラーレス一眼「FUJIFILM X-T1」についても、新色「グラファイトシルバー エディション」を追加することが発表された。11月発売予定で、予想実売価格は17万8000円前後となる。

12月までのファームウェアアップデートでこのような新機能が追加される

12月までのファームウェアアップデートでこのような新機能が追加される

 新色と言うだけでなく、1/32000秒の高速電子シャッターが追加されている。さらに、12月までにAFエリアのダイレクト選択機能など10項目のアップデートを予定。このアップデート(電子シャッターも含め)は、従来のX-T1にも提供されるという。

合わせて新レンズも発表。新しい「APDフィルター」を使用した56mmやトリプルモーターの手ブレ補正機能を内蔵する50-140mmレンズが11~12月にかけて発売される

合わせて新レンズも発表。新しい「APDフィルター」を使用した56mmやトリプルモーターの手ブレ補正機能を内蔵する50-140mmレンズが11~12月にかけて発売される

2015年発売予定のレンズも参考展示されていた。一番右の望遠レンズは140~400mmのように見えるが、焦点距離は未定とのこと

2015年発売予定のレンズも参考展示されていた。一番右の望遠レンズは140~400mmのように見えるが、焦点距離は未定とのこと

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