9月9日、NTTコミュニケーションズは、企業向けの050IP電話サービス「050 plus for Biz」、クラウド型PBXサービス「Arcstar Smart PBX」のスマートフォン用アプリにおいて新機能を追加。2014年9月8日より順次提供する。
まず、「Web電話帳オプション」の利用者同士で、テキストメッセージの送受信が可能になった。SMSやチャットのような手軽なコミュニケーションをセキュアに実現し、ビジネスシーンでも利用できるという。1対1だけでなく、部署やプロジェクトのメンバーなどのグループ内でもやりとりが可能。かかってきた電話に対してテキストメッセージで返信ができ、電話に出られない際にもコミュニケーションをとれるようになるという。
メッセージをクラウド上に保存するため、スマートフォン上にメッセージが残らない。さらに、メッセージ機能の利用時にパスコード入力を要求することができるため、情報漏えいの抑止が可能となっている。
また、Web電話帳を参照する際に、パスコードの入力を要求する機能も追加。第三者による不正利用を防ぐため、複数回パスコードの入力を誤ると、ロックをかけて閲覧を禁止する。これにより、スマートフォンを紛失した際や、盗難に遭った場合でも、情報漏洩のリスクを最小化できる。
アプリから電話をかける際、接続しているネットワークの状態が不安定な場合に、画面上にお知らせを表示するネットワークモニター機能を追加。スマートフォン本体による電波状況の判定・表示とは別に、「050 plus for Biz」や「Arcstar Smart PBX」による音声通話に支障がないかを判定して表示する。
今回の機能強化に伴う追加料金は不要。メッセージ機能、パスコードロック機能の利用には「Web電話帳オプション」の契約が必要になる。