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Outlookなどにアクセス可能なMeストライプ、アカウントとひもづくパーソナライズにも対応

MSNがモバイルを意識した新UIに! プレビュー版を公開

2014年09月08日 20時36分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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ポータルサイト「MSN」がUIやコンテンツを刷新、プレビューページを公開した

 日本マイクロソフトは9月8日、ポータルサイト「MSN」のUIやコンテンツを刷新すると発表した。本日よりプレビューサイトを公開し、近日中に正式版を世界同時公開する。

 提供開始から約20年を経たMSN。世界55ヵ国で実施される今回のページ刷新は、今年2月に米Microsoftの3代目CEOに就任したサティア・ナデラ氏の掲げるスローガン「Mobile first,Cloud first」を強く反映した内容となっている。

新ページは10のセクションごとにコンテンツが整理され、フリックなどのタッチ操作に対応する

 Bingとの統合により、ページ上部にはBingの検索バーが表示されるほか、その下には新たにMicrosoftのサービスやSNSへのアクセスが可能な「Meストライプ」が追加され、OutlookやOneDriveへのアクセスを簡単に行える。米ニューヨークタイムス、英ガーディアン、仏フィガロ、ル・モンドなど、各国のメディアとパートナーシップを締結し、コンテンツのキュレーションも行う。セクションはニュース、エンタメ、スポーツ、マネー、フード&レシピ、ヘルスケア&フィットネス、自動車、トラベル、ビデオ、天気の10種類。

 もっとも大きな変更点は、PCに加えてタブレットやスマートフォンでの利用も意識したマルチデバイス化だろう。ブラウザーサイズの拡大/縮小に応じたカラム数の調整、デバイスごとのブラウザー表示の最適化に加え、タッチ操作を意識した新UIで、フリック操作やホームページ上でのコンテンツ位置のカスタマイズも可能となっている。また、iPhone/Android用のアプリも準備しているとのこと。

「マイニュース」では、設定したキーワードをもとにトピックを作成できる。自動的に最新のニュースが収集される。マネーセクションでは株式市場の動向なども見やすくカスタマイズ可能だ

 これまであまり力を入れてこなかったというページのパーソナライズ機能も提供する。Microsoftアカウントでサインインすることにより、ユーザーは話題のキーワードを設定して登録した買い物リストや株式銘柄のウォッチリストをどのデバイスからも閲覧可能となる。設定したキーワードから自動でニュースを収集する「マイニュース」など、ネット上からの情報収集にはBingのアルゴリズムを利用しているという。

広告商材も刷新。マルチデバイス化によるリーチの拡大と、Microsoftアカウントによるターゲティングの高精度化をうたい、広告価値をアピールする

 サイトの刷新に合わせ、広告商品も変更。マルチデバイス対応によるリーチの拡大とインプレッションの価値向上、Microsoftアカウントにひもづいた精度の高いターゲティングによる広告効果の向上をうたう。

同社執行役 アドバタイジング&オンライン統括本部長の姜希仙氏

 同社執行役 アドバタイジング&オンライン統括本部長の姜希仙氏は、「サティア氏がCEOに就任して約6ヵ月、社内でも革新が進んでいる。我々の環境は急速に変化している。PC以外のデバイスが増え、人々はどこからでもウェブにアクセスができる。そのような時代には、『どこにいようと同じようにコンテンツが見られる』のが重要で、これを実現するのが我々の使命。人間を中心としたデジタルタイフ・デジタルワークを可能にするプラットフォームをユーザーに提供するのが、サティア氏の言う『Mobile first,Cloud first』だ」とコメントした。

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