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あのAngry Birdsの新作は、日本の少女マンガと提携

2014年09月05日 22時30分更新

文● 末岡洋子

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 一時期は世界中の人々がスマホで夢中となり、関連グッズであふれた「Angry Birds」。フィンランドのRovio Entertainmentは「Angry Birds」ブランドの最新ゲームとなる「Angry Birds Stella」を発表した。

 赤く怒った表情が特徴のAngry Birdsだが、最新作は女の子。色はピンクに、表情も愛嬌がある様変わりしている。日本では少女向けコミック誌の「なかよし」でStellaが登場するコミック連載がはじまるとのことで、“カワイイ”好きな日本市場も意識したゲームとなりそうだ。

Angry Birdsと言えば、豚の侵略に対する怒れる鳥のイメージが強いが、なんと新作ではピンクになって日本の少女マンガになる!?

 Angry Birds Stellaは、主人公のStellaとその女友達、Willow、Dahila、Poppy、Lucaなどが登場する。Golden Islandを舞台に、敵役で同じく女性のBad Princessとその手下と戦うというもの。それぞれのキャラクターには得意技があり、Stellaはパルクール(日本パルクール協会によると「走る・跳ぶ・登るといった移動に重点を置く動作を通じて、心身を鍛えるスポーツ」とのこと)を得意とし、表面から表面へと飛び回る。

 キャッチは「Best Friends Forever… Most of the Time」で、”永遠に最高の友達……ほとんどの場合でね”といった意味だ。

こちらはオリジナルのイメージ画像だ。ただ“カワイイ”系であることは同じ

 2009年に公開されるや大ヒットしたAngry Birdsは、スマートフォンのタッチ画面を活用したモバイルゲームの先駆け的存在である。だが、トレンドの移り変わりは早く、新しいモバイルゲームが次々と登場している。フィンランドでは、Rovioのすぐ近くに社屋を構えるSupercell(ソフトバンクとガンホーが買収)もヒットを飛ばしている。

 Rovioはこれまでも「Amazing Alex」「Tiny Thief」など他のキャラクターを利用したゲームや「Angry Birds Star Wars」「Angry Birds Space」などAngry Birdsのシリーズ展開も図ってきた。Angry Birds Stellaについて同社は「カジュアルプレイヤーが楽しめるもの」と位置づけている。

 Angry Birdsは子供にも人気だが、ピンクのキャラクターを少年が受け入れるかは課題となりそうだ。Rovioは「腕を磨いてきたAngry Birdsのベテランプレイヤー」にも楽しめると語っている。

 Angry Birds StellaはApp Store、Google Play、Amazon Appstore、BlackBerry World、Nook Appsで提供する。フリーミアムモデルをとり、ダウンロードは無料。レベル間で広告が表示されるほか、追加のキャラクターを利用する場合は購入となる。

 Rovioによると、既存のAngry Birdsのキャラクターと同様、Angry Birds Stellaもゲームにとどまらず、アニメーション、本、漫画、それにぬいぐるみなどコンシューマー製品でも登場するという。Hasbroの「Telepods」でも展開する予定という。


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