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世界でiPhoneが販売不振、日本ではシェアが20%も下落

2014年09月04日 05時52分更新

加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 昨秋からNTTドコモが取り扱いを開始したことで、日本国内では携帯電話会社の主要3キャリアすべてで販売されているiPhone。さぞかし人気を集めていると思いきや、カンター・ジャパンの調査では意外な結果が――。

 市場調査会社のカンター・ジャパンでは毎月、携帯電話・スマホおよびタブレット機器の購買・使用動向調査「カンター・ワールドパネル・コムテック(コムテック調査)」を実施している。過去1カ月の間にスマホを新規契約または機種変更した人(16歳以上の男女)を対象にその機種のOSを尋ねたところ、5~7月の合計の調査結果では、iPhone(iOS)の割合はわずか29%。昨年同時期は49%だったため、20ポイントも落ち込んだ。

スマホのうちiPhoneの販売シェア(キャリア別)
スマホのうちiPhoneの販売シェア(キャリア別)

 これをキャリア別に見てみると、最も早くiPhoneを取り扱い始めたソフトバンクは65%で、auは30%。新規参入したNTTドコモはわずか19%にすぎない。

 iPhoneの販売不振は日本だけではない。海外に目を向けると、5~7月の3カ月間の調査結果を昨年と今年で比較すると、販売シェアがアメリカは-12ポイント、中国は-6ポイント、イタリアとメキシコは-5ポイント、イギリスとドイツは-1ポイントといずれも減少。オーストラリアとフランス、スペインは昨年同で、主要国でプラス成長はなかった。iPhoneは世界的に売れてないのだ。

iOS(iPhone)販売シェア対前年比(世界主要各国別)
iOS(iPhone)販売シェア対前年比(世界主要各国別)

 販売シェアを見る限り、昨年5~7月はアップルの本拠地となるアメリカの43%を抑え、世界で最もシェアを獲得しているのは49%の日本だ。その日本が20ポイントもシェアを落としているのは、アップルにとって大きな痛手だと言える。

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