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Officeで始める快適Mac生活 第18回

表の貼り付けもカンタン

コピペがもっと便利になるExcelのちょいテクを解説

2014年09月08日 11時00分更新

文● 外村克也/松田聖司(タトラエディット)

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ペーストリンクを使いこなす

 別のシートのセルを参照したいときに便利な絶対参照。通常は、セルを選択したあとに参照先のセルを選ぶという手間が必要だが「ペーストリンク」を使うことで、コピー&ペーストの操作でセル参照が行えるようになる。絶対参照と同様、貼り付け元のセルの内容が書き換わった時点でペースト先も更新されるので、印刷用に整形したシートを用意し、編集は別のシートで、といった高度な活用が可能になる。

[形式を選択してペースト]画面の左下にある[ペーストリンク]ボタンを押すと、絶対参照としてペーストされる。数式バーで確認してみよう

画像やPDFとして貼り付ける

 1つのセル内に小さな表を貼り付けたいという場合は、セルの結合などの機能を駆使する必要がありなかなか操作が難しい。そんなときは、隠しメニューを利用してコピーした内容を、画像やPDFとして貼り付けることが可能。隠しメニューというと、すこし大げさに聞こえるかもしれない。じつは[形式を選択してペースト]画面は2つの種類が用意されていて、通常は先に解説した画面しか見ることが出来ない。だが、コピーしたあと[esc]キーを押し、右クリックから[形式を選択してペースト]を選択することで、普段とは違うメニューが表示されるのだ。

セルをコピーしたあと[esc]キーを押した後に[形式を指定してペースト]を実行すると、この画面が表示される。PDFや図でのペーストができる

 この画面でできるのは、ペーストする形式の選択。[PDF]や[図]といった項目が並び、クリップボードの内容をそれぞれの形式に変換してオブジェクトとして貼り付けることが可能なのだ。この機能を使えば、セルの中に小さな表を貼り付けるといった操作が格段にしやすくなる。ちなみに、PDFを選べば背景色が透明に。図を選ぶと背景色まで含んだ表まるごとペーストが可能だ。

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