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米アップルが報告、著名人の写真流出は標的型攻撃

2014年09月03日 05時16分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 米アップルは現地時間2日、著名人の写真が盗まれた件に関する同社の調査の進捗状況を報告した。同社のエンジニアによる40時間を超える調査の結果、ユーザ名、パスワード、セキュリティーのための質問を対象とした非常に的を絞った攻撃により、特定の著名人のアカウントが乗っ取られてしまったことが明らかになった。

 同社では、iCloudやFind my iPhoneを含む同社のシステムに欠陥があったことから発生したものではないことを強調。捜査当局と協力のうえ、犯罪者の特定を目指している。

安全性の高い強力なパスワードにする方法例(アップル公式サイト「Apple ID:セキュリティと Apple ID」ページより)
安全性の高い強力なパスワードにする方法例(アップル公式サイト「Apple ID:セキュリティと Apple ID」ページより)

 ユーザ名、パスワード、セキュリティーのための質問といった特定のユーザー情報に標的を絞り、攻撃するケースは最近多く見られる。そこで同社では調査の進捗状況の報告とあわせて、常に強力なパスワードを用いること、2段階の認証を有効にしておくことを推奨している。

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