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ユニティちゃんで行こう!

プログラミングの知識など微塵も無い状態から3Dデータを動かす

必要なのは志! G-Tuneのコラボモデルで動くUnityちゃんを作る

文●周防克弥

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知識はあとから付いてくる、とりあえず必要なのは志!

ユニティちゃんのパッケージの中にはコントローラーや簡単なモーション等があらかじめ一緒になっている

 プログラミングの知識がゼロの状態から初めても問題なさそうな雰囲気はある。公式サイトでもチュートリアルが用意されているので、Unityの使い方を覚えながら同時にプログラミングも覚えていけばなんとかならないこともない。

 知識は後から付いてくるので、まずは志(こころざし)を持つことが大切だ。作りたいアプリの内容やシステムをしっかりと考え、どうやってUnityで再現していくかを学べばよいだろう。

さて、何はともあれ「NEXTGEAR-NOTE i540BA1-Unity」を使用してユニティちゃんとのご対面を果たしたい。手っ取り早いのは、先のアセットストアを利用することだ。アセットストアでユニティちゃんを探してダウンロードすればいい。

 カテゴリーの3Dモデルの中にキャラクターという項目があるので、そこをクリックすればおそらく上位のほうに出てくるだろう。あとはインポートボタンを押せばパッケージのダウンロードが始まり、インポートウインドウが出てくるのでインポートすればオッケーだ。

インポートすると左下のエリアの「Assets」の中に「UnityChan」フォルダが現れ、開くと「Models」の中に「unitychan」が居るのがわかる。後は「unitychan」を左上の「Hierarchy」にドラッグすればメイン画面にユニティちゃんが登場する

 しかし、このままではユニティちゃんに光があたってないので、暗いままだ。直立したままでにっちもさっちも行かないので、ウェブで色々調べて他のモーション用のアセットをインポート。試行錯誤の結果、ようやく動くユニティちゃんに出会えた。正直言うと、どうやってこうなったのかは完全には把握できていないのが難点なのだが。

他のモーションデータを組み合わせたりしてやっと動かせたユニティちゃん。といってもこれはポーズの切り替えができるだけ

モーションやデータを追加して、ようやく動きまわるユニティちゃんに。カーソルキーに合わせて走りまわり、スペースキーでジャンプできるので、コースを作って走らせたりしたら面白いかもしれない

ノートPCの特典についてたプロトタイプユニティちゃんも取り込む。データにはポーズデータが含まれている。なお、「Unity」のウインドウは結構自由に配置変更が可能だ。状況次第で使用頻度の高いツールをまとめて配置しておくことも可能だ

 やはり3Dデータは動いてなんぼ。表情も豊かに用意されていて、ただ動かしているだけでも、顔がにやけてきてしまう。動きに応じて髪の毛や服がたなびくのも自動的に処理されているので、難しい設定は要らない。普通に動かすだけなら、配置してモーションを割り当てるでなんとかなった。

 いじり始めた当初は、大変難しいものに手を出してしまった感があった。進めていくうちに、最初思ったほどは難しくない事がわかってきた。まじめに取り組めばなんとなくやれそうな予感は感じる。ウェブで探せばかなりの情報があり、アセットストアにあるデータを組み合わせれば色々なことができそうだ。

 今回は片手間でやろうとしたのが一番の間違いで、やはりちゃんとしたアイデアと構想を持って真剣に取り組めばできなくはないのだろう。他の開発系のソフトは触ったことがないので、もしかしたらUnityと同レベルで使える可能性もあるかもしれないが、今回触った感じでは、Unityを使えばアプリ開発は難しくは決してない。大事なのはやる気だ。

マウスコンピューター/G-Tune
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