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ソフトバンクもキャリアアグリゲーション開始、165Mbps対応ルーター

2014年08月29日 15時40分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ソフトバンクモバイルは同社初のキャリアグリゲーションに対応し、下り最大165Mbpsの通信を可能にしたZTE製のモバイルルーター「Pocket WiFi SoftBank 303ZT」を発表した。9月下旬以降の発売予定。

 今回キャリアアグリゲーションを開始するのは、TD-LTEと互換性を持つAXGP方式の「SoftBank 4G」。SoftBank 4Gのネットワークを提供するWireless City Planningは、もともと2.5GHzで30MHz幅の割当を受けていたが、そのうち10MHz幅はこれまで利用に制限があったため、20MHz幅/下り最大110Mbpsでサービスを展開してきた。今回残りの10MHz幅との間のキャリアアグリゲーションにより、下り最大165Mbpsを実現する。

 下り最大165Mbpsの通信が利用できるのは当初は東名阪などの一部地域で、順次拡大予定。

 303ZTは、AXGP(TD-LTE)に加えて、FD-LTE(2.1GHz/1.7GHz/900MHz)/W-CDMA(1.7GHz)が利用可能。サイズは約117×62×13.9mm、重量は約150g。バッテリー容量は2700mAhで、連続通信時間は約9時間。無線LANはIEEE802.11ac(2.4/5GHz)に対応する。

FD-LTEのキャリアアグリゲーションにも
来年以降に対応予定

 また、同社はFD-LTEの「SoftBank 4G LTE」についても2015年以降にキャリアグリゲーションを開始し、下り最大187.5Mbpsのサービスを提供すると発表している。こちらの詳細は公表されていないが、同社の周波数割当からは2.1GHzと900MHzの組み合わせと推測できる。なお、900MHzを利用したLTEについては、同社からは正式なリリースなどはないが、一部地域でサービスをスタートしている。


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