自宅でネットを使うために、光回線を導入している人は多い。とはいえ、5000円前後の料金を負担に感じている人もいるはず。今回は、ネットをヘビーに利用する人の使い勝手を検証。WiMAXを自宅のネット回線として導入し、月額コストを抑える技を紹介する。
下り最大110MbpsのWiMAX 2+対応エリアが拡大中
筆者は、8月上旬に引っ越したのだが、光回線の開設が遅れていて困ってしまった。そこで、急きょWiMAXのモバイルルーターをレンタルして急場をしのいだのだ。ITライターなので、1日12時間はネットにつなぎっぱなし。基本はウェブ閲覧とメール、クラウドなどの利用だが、それでも相当量を使っている。それなのに、それほど不便を感じなかったので、さらに高速なWiMAX 2+対応端末ならどうなるのか試してみることに。自宅のネット回線を代替できるかチェックしてみよう。
WiMAXは下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsなので、スペック上は下り最大75Mbpsが主流のLTEよりもやや遅いというレベル。WiMAX 2+対応エリアで使うならば下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsと上回る。自宅用の回線として使う場合に気になるのが、通信量の制限だが、WiMAXだけを使う場合は制限なし、WiMAX 2+では本来月7GBの制限があるものの、現時点では契約から25ヵ月間は制限なしになっている。
WiMAX 2+は2013年10月末にスタートしたが、2014年度末には、全国主要都市をカバーする予定。すでに東京近郊では使えるようになっている。当然、大田区の筆者の自宅も対応エリアで、アンテナは4本フルの状態である。
気になる料金は、UQコミュニケーションズの「UQ Flat ツープラス」の場合、2年契約が前提で月4196円(以下すべて税抜)。契約と同時に対応ルーターを購入すると、25ヵ月間500円の割引が適用され、月額3696円となる。ルーターの価格だが、今回は自宅回線用ということでクレードルセットを選択し、6800円だった。
高性能なWiMAX 2+対応モバイルルーター
今回利用したのは、WiMAX 2+/WiMAXに加えて、au「4G LTE」にも対応する「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15クレードルセット」。端末はファーウェイ製で、サイズは幅64×奥行き14.9×高さ104mmで、重量は140g。充電はmicroUSBケーブル経由で行ない、バッテリー容量は3000mAhで連続通信は最大10時間50分とたっぷり。エコモードなら連続待受時間は約970時間だ。
2.4型のタッチパネルを搭載しており、直感的に各種操作を行なえる。起動も簡単で、クイック起動を有効にしていれば約5秒で利用できるようになる。クレードルには有線LAN端子を備えており、デスクトップPCにも接続できる。
(次ページでは、「下り約26Mbps、上り約6Mbpsと高速接続!」)
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