パナソニックは8月28日、あきらめていた黄ばみ汚れまでスッキリ落とすという「約40℃つけおきコース」を搭載したドラム式洗濯乾燥機4機種を発表した。
特徴となるのは、国内の洗濯乾燥機として世界初(8月28日現在)となる約40℃つけおきコースの搭載。「温水機能」自体は昨年より搭載しており、水が冷たい冬場の洗濯や、皮脂汚れの洗浄などに効果があると好評を得ていた。そこで家庭では手間のかかる「つけおき洗い」に注目し、本コースを搭載した。
洗濯方法としては、「高濃度の洗剤液をドラム層下に配置したヒーターで温めて、洗剤中の酵素が活性化する水温40℃に保ち、時間(約420分)をかけてじっくりとつけおき洗浄することにより、繊維にしみついた黄ばみ汚れもすっきり落とす」(リリース文より)というもの。
同社では色柄物にも使えるほか、皮脂汚れが気になる枕カバーやシーツなどにもおすすめしている。
また、「新バブルジェットシステム」も採用。従来品ではジェット風による風圧で泡立ててから衣類に泡を浸透させていた。これを本製品では、水圧により洗剤を溶かして泡立てることで、従来より約2倍の量の泡を洗濯槽内へ投入。厚手の衣類でも泡をすばやく浸透させ、汚れを浮かして落とすようにした。
さらにヒートポンプ乾燥方式を見直し、コンプレッサーの高速回転により温度を一気に約60℃まで上げることで温め時間を短縮。従来に比べ、洗濯から乾燥までの所要時間を約38%短縮し、定格6kg洗濯乾燥時「おまかせコース・標準乾燥」での所要時間約98分を実現した。
ラインアップは上記機能を搭載する「NA-VX8500L/R」と、さらにカラータッチパネル、タッチアクセス、ナノイー機能も備える「NA-VX9500L/R」の2モデル。それぞれ右開きと左開きの開閉方式を用意し、合計4機種を展開する。
いずれも価格はオープンで、9月25日より発売する。