このページの本文へ

個人スマホ・タブの業務利用BYOD、禁止されても使う?

2014年08月27日 04時32分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 セキュリティベンダーのトレンドマイクロはこのたび、企業の従業員1038名を対象にBYOD(Bring Your Own Device:個人所有端末の業務利用)に関する調査を実施。勤務先でBYODが認められているのは47%(組織全体もしくは一部の従業員に認められている)で、2012年の同様調査時の31.7%から15.3ポイント増加。BYODが普及している実態が明らかとなった。

勤務先でBYODが認められているか
勤務先でBYODが認められているか

 企業でBYODが禁止されているという回答者に対し、実際、個人所有のスマートデバイスを業務利用しているか調べたところ、一定の頻度で利用しているという回答が63.1%にのぼった。12年の同様調査との比較では、48%から15.1ポイント増加。BYODに対するニーズが高まっているがうかがえる。

企業でBYODが禁止されているなかで個人所有のスマートデバイスを業務利用しているかどうか
企業でBYODが禁止されているなかで個人所有のスマートデバイスを業務利用しているかどうか

 企業でBYODが禁止されているにもかからわず。個人所有のスマートデバイスを業務利用している人をさらに調査すると、なんらかの業務に関するデータを個人所有のデバイスに保存している人が80.5%にも及んだ。こうした状況は企業にとって大きなリスク。BYODの導入や、BYODを活用できる環境の整備が求められていると言える。

■関連サイト

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中