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「タフなスマホ」市場を切り開く一翼を担う旭硝子

2014年08月27日 04時32分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 サッカーワールドカップのブラジル大会で、競技者用ベンチ向けガラスルーフを全12会場に提供した旭硝子(AGC)。大会は終了したが、同社のブラジルでの戦いは依然として続いている。

 同社は、ブラジルに設立した新工場の商業生産を昨年開始したばかり。ブラジルに進出してまだ間もなく、むしろ、サッカーワールドカップが同社の技術力をPRするチャンスとなり、これを機に今まさに事業を本格化させているところだ。

ドラゴントレイル公式サイト
ドラゴントレイル公式サイト

 ところが、ガラスルーフに使用されている化学強化ガラス「Dragontrail(ドラゴントレイル)」は、すでに国内外で高い評価を得て市場拡大している。ドラゴントレイルは、スマホやタブレットなどのタッチ操作用のカバーガラス向け化学強化用特殊ガラス。4月の時点で米国、韓国、中国をはじめ世界有数のブランドをほぼ網羅する37ブランドまで広がっている。

京セラ製のauスマホ「TORQUE(トルク) G01」(TORQUE公式サイトより)
京セラ製のauスマホ「TORQUE(トルク) G01」(TORQUE公式サイトより)

 これを採用した京セラ製のauスマホ「TORQUE(トルク) G01」は、高いタフ性能を備え、米国防総省が定める耐久試験をクリアし、米国防総省調達基準「MIL-STD-810G」に準拠するほど。アウトドアのレジャーやスポーツといったプライベートユースはもちろん、工事現場など過酷な環境下でのビジネスユースにも対応する。ドラゴントレイルは、「タフなスマホ」という新たなマーケットを切り開く一翼を担っている。

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