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IPSのテンプレートを「IIJ GIO」クラウドに組み込み、ワンストップで提供

IPSとIIJが協業、中堅中小向けSAPクラウドソリューション

2014年08月26日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 アイ・ピー・エス(IPS)とインターネットイニシアティブ(IIJ)は8月25日、中堅中小企業向けSAPクラウドソリューションの提供で協業すると発表した。IPSが開発するSAP ERPテンプレートを「IIJ GIOサービス」クラウド基盤に組み込み、SAPクラウドソリューションとしてワンストップで提供する。

 IIJは今年1月、SAPジャパンとの協業を発表した(関連記事)。今回のIPSとの協業はこの一環で、SAPソフトウェア製品を組み込んだクラウド環境や基盤ソリューションをSAPのパートナー企業に提供し、パートナー企業と共同で、顧客へのSAPクラウドソリューションの導入支援を行うもの。

 中堅中小企業を対象としたSAP専業パートナーのIPSでは、日本市場向けにSAP ERPを最適化したテンプレート「EasyOne runs on SAP ERP」を提供してきた。今回のIIJとの協業により、IIJ GIOクラウドにEasyOne runs on SAP ERPを搭載したクラウド型ソリューションを開発した。

 これにより、中堅中小企業の顧客が低価格かつ迅速にクラウド上でSAP業務アプリケーションを構築できるようになる、と両社では発表している。

 なお、この協業に基づく導入事例の第一弾として、接着剤メーカーのセメダインが、EasyOne runs on SAP ERPと「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」の導入を決定している。

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