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スマホで始める「音楽アプリ部」 ― 第55回

パイオニアのコントローラと合わせればライブも夢じゃない

作業用BGMも自作! 簡単にDJが始められるiPadアプリ

2014年08月24日 14時00分更新

文● 藤村亮

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PC版でも評価の高いdjay、アプリ版も当然ながらロゴはそのまま

 私、フジムラがアマチュアバンドのギター小僧としてライブハウスに出演し始めた15年前のこと。DJといえば夜の部のロックバンドのライブが終わった後にゴツイ車で乗りつけて、大きな機材とテーブルを運び込み、真夜中から明け方まで爆音で「皿を回す」というイメージでした。

 最近では小型のPAシステムとともにコンパクトなDJブースがあるバーやレストランなども増えてきて、一昔前に比べてDJという存在がよりカジュアルに、身近になってきた感があります。

 さらに今はiPadがあれば誰でも簡単にDJができるような時代です。厳密に言うと、プロのDJのようにはいきませんが、それでもDJの入口はかなり入りやすいと言えます。そんな入口を広げてくれているiOS向けアプリのひとつが「djay 2」でしょう。

 djay 2はiTunesやSpotifyからトラックを読み込んでDJミックスをするアプリです。「iPadを完全装備のDJシステムに変換」とアプリの説明にはありますが、果たしてどの程度のことができるのか。本当にDJ気分を味わえるのか、あわよくばDJデビューまでできちゃうのか。今回はそんな感じでdjay 2を試してみました。

実機をそのままアプリにしたデザイン

 djay 2の基本画面にはターンテーブルが2台置かれ、それぞれのテーブルの再生ボタンやテンポ&ピッチコントロール、エフェクトが対称に配置されています。トラックの読み込みはそれぞれのテーブルの左上にある音符に+のボタンをタップすると読み込み元の選択メニューが開き、そこからiTunesを選択して、楽曲を選べばOKです。

DJテーブルのイメージをそのまま落とし込んだデザインは、ヘルプに頼らずとも感覚的に扱いやすく、まとまっています実際のミキサーであれば縦に並んでいるツマミ類ですが、画面上での操作で扱いやすい横並びになっています

 画面の上から機能を見ていくと、まずターンテーブルの音量調整フェーダーと、読み込んだトラックデータが波形で表示されるモニターがあります。

 画面中央脇のフェーダーマークのアイコンをタップするとEQやエフェクターの設定、ループポイントの設定やキューポインター(再生開始のポイントをプリセットできる機能)の配置ができる小メニューが開きます。エフェクターのモードには「Echo」「Flanger」「Phaser」「Bitcrusher」「Gate」の単発機能をパッド上でコントロールするPADが用意されています。またあらかじめ複数のエフェクトを組み合わせた6つのプリセットが使えるINSTANT、横方向のフェーダーコントロールでかかり具合を調整できるMANUALと、エフェクターだけでもなかなか豊富です。

曲のテンポを自動で同期してくれるSYNCボタン

画面左側の赤枠がSYNCボタンです

 フェーダーアイコンの下には現在テーブルに読み込んでいるトラックのテンポが数値で表示され、その下にはSYNCボタン、縦のフェーダーはテンポコントローラーです。SYNCボタンは反対側のトラックのテンポと自動で同期してくれる機能で、テンポコントロールフェーダーの下にある音符のアイコンをあらかじめタップしておくと、トラックのピッチを保ったままテンポだけを合わせられます。

 SYNCボタンのような機能はまさにアプリならではと言えます。アナログのターンテーブルだと曲のテンポを合わせてつなぐ瞬間を自分で探さないといけません。慣れてくると楽しみといえますが、最初は大変です。それがボタンひとつで解決するわけですから、「とりあえず曲をつなげることはできる」という醍醐味が手軽に味わえます。

 それぞれのターンテーブルから出力した音量バランスをコントロールするバランサーは、画面中央下部に配置。その脇にはキューポイントをひとつプリセットしておけるCUEボタンがあります。

(次ページでは、「初心者でも扱いやすいアプリ」

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