取引先等の名刺を組織内で共有できるクラウド名刺管理サービス「Sansan」を提供するSansanでは18日、「企業の名刺・人脈の共有に関する意識調査の結果を発表した。
業務上で名刺交換をする日本全国のBtoB営業職555名を対象に実施した同調査によると、仕事で交換した名刺が会社によらない「個人のもの」(27.6%)と回答したのは3割弱。「会社のもの」(42.3%)と「どちらのものでもある」(29.9%)を合わせた7割は会社に所有権を認めている。
そのためか、全体の9割は名刺(人脈)を会社で共有することに抵抗を感じていないと回答。「共有する相手を制限できるのであれば抵抗がない」が39.1%、「同部署内だけで共有を制限できるのであれば抵抗がない」が8.5%という条件付きの意見もあるが、「社内なら誰と共有しても抵抗はない」という無条件派も39.5%にのぼった。なお、抵抗があると回答した1割の共有したくない理由の第1位は「自分の案件に横やりが入ることを避けたいから」が挙がった。
「社内の人脈が早くわかっていたら仕事に活かせた・活かしたい」と考えている人は76.1%という高い割合。名刺(人脈)の会社での共有に9割が抵抗を感じていないことから、今後は「名刺(人脈)の社内共有」がビジネスチャンスを呼びそうだ。