A10ネットワークスは8月19日、IPv4/v6キャリアグレードNATアプライアンスの「Thunder CGN」シリーズ向けに、DDoS防御機能を追加した最新OS「ACOS 2.8.2」の提供を開始した。キャリアやサービスプロバイダーなどにおけるDDoS攻撃への対策を支援する。
近年のDDoS攻撃は、頻度/ボリューム/巧妙さを増しており、キャリアやサービスプロバイダーのサービスとビジネスを脅かすものとなっている。A10ではすでにDDoS防御専用アプライアンス「Thunder TPS」(関連記事)を販売しているが、今回、Thunder CGNにもDDoS防御機能を統合する。
新版のACOSに追加されるDDoS防御機能によって、Thunder CGNはDDoS攻撃による脅威を緩和させることができる。「DNSアンプ」などの手法による複数経路からのボリューム型攻撃、外部送信元による大規模攻撃、また感染したネットワーク内システムからのアウトバウンドの攻撃も防止することが可能。
ACOS 2.8.2は、同日よりThunder CGNシリーズの顧客に無償で提供される。