「Gunosy(グノシー)」や「SmartNews(スマートニュース)」、「Antenna(アンテナ)」など、Web上に公開されたニュースや記事を収集してまとめ、配信するニュースキュレーションアプリが好調。資金調達をし、大々的にテレビCMを放映してユーザー数を拡大する一方、海外に進出する動きもみられるほどだ。
そんななか、ディー・エヌ・エー(DeNA)は15日、あらたなニュースキュレーションアプリ「ハッカドール」をiOS/Android向けにリリースした。大きな特徴は、ニュースの対象をアニメやマンガ、ゲーム、ライトノベル、声優、特撮といったジャンルに絞り込んだ点。朝、昼、夜の1日3回、25件のニュースを配信する。
ニュースソースは、対象ジャンルに関連した企業の公式サイトやメディアをはじめ、まとめサイトのほか、新しく深い情報を追う個人サイトやSNSといった個人が発信する情報も網羅。総合通販サイト「TSUTAYA オンラインショッピング」で販売される書籍やグッズなどの商品情報もニュースとして配信していく。
また、学習機能を搭載しており、ユーザーが選ぶ好きなカテゴリーやコンテンツをはじめ、検索したワードや閲覧した記事などを参考に学習。1人ひとりのユーザーに適した情報を選択して提供できるように徐々に進化していく。アプリ内の各所に公式キャラクター「ハッカドール1号」「ハッカドール2号」「ハッカドール3号」の3人が登場し、使用方法の説明などでインタラクションを楽しめるのも同アプリの特徴となる。
移動中やちょっとした空き時間に、スマホを手にして気軽に利用できる点で、ユーザーにとってニュースキュレーションアプリの利用価値は高い。今後は、ジャンルを特化した「ハッカドール」のように、より付加価値のあるニュースキュレーションアプリが登場してきそうだ。