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ICT総研が調査レポート

「Y!mobile」と「UQ WiMAX」どっちが使える?東名阪100地点の電波状況

2014年08月14日 19時37分更新

文● 花茂未来

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高速通信電波の受信比率。ほぼ互角だが、WiMAX2+は大阪で若干劣勢(出典:ICT総研のレポートより)

 ICT総研は8月14日、東名阪100地点におけるモバイルルーターの電波状況実測調査の結果のレポートを発表した。

 今回の調査では「Y!mobile」と「UQ WiMAX」の最新機種を使って、東京・名古屋・大阪の主要な駅やビル、商業施設にて電波状況の把握をめざしている。調査は、アプリに「RBB TODAY SPEED TEST」を使い、下り/上りの通信速度を各3回ずつ測定する。使用する端末はNexus7とした。

 実測の結果、高速通信の受信エリア比率はほぼ互角で、東名阪100地点でY!mobileの「4G」を受信したのは90地点、UQ WiMAXの「WiMAX2+」は89地点だった。しかし、空が目視できるような屋外では、電波は非常に安定しているが、地下鉄のホームではY!mobileは「3G」、UQ WiMAXは「WiMAX」しか受信できないケースが散見されたとしている。

 通信速度はY!mobileが上回っており、東名阪の平均値で下り20.19/上り5.69Mbps、一方UQ WiMAXは下り18.24/上り4.94Mbpsだった。

下り通信速度のグラフ。こちらもUQ WiMAXは大阪で低い値。一方Y!mobileは名古屋での値が優秀(出典:ICT総研のレポートより)

上り通信速度のグラフ。UQ WiMAXの名古屋での値がY!mobileを上回る結果に(出典:ICT総研のレポートより)

 双方とも高速通信の受信エリア、下り平均速度ともに総じて安定した結果を記録。ICT総研は今後も、「つながりやすさ」と「崇信速度」というそれぞれの側面について、ユーザーの指標となる実測データを定期的に提供していく方針としている。

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