商品やサービスを販売しているEコマースサイトに、数行のコードを貼り付けるだけでオンラインクレジットカード決済システムが導入できるヤフーの「Yahoo!ウォレットFastPay」。このたび、新たに継続課金機能を追加した。
同機能は、定期購入サービスや会員費徴収など、定期的な課金を設定できるもの。支払い側は払い忘れの防止に、販売側は代金未回収の削減などにつながる。これまで「Yahoo!ウォレットFastPay」のユーザーから要望の高かった機能だという。
課金サイクルは「毎月」から「6カ月ごと」までひと月ごとに設定できるほか、課金のタイミングも「利用客が買い物をした日」と「月初」から選択が可能。初月を無料とし、2カ月目から課金を発生させるなど、柔軟なカスタマイズにも対応する。
また、「Yahoo!ウォレットFastPay」が対応するクレジットカードのブランドは従来の「VISA」と「MasterCard」に加え、9月からは「JCB」と「Diners」、「American Express」の3種類が追加。計5ブランドのラインナップとなる。
「Yahoo!ウォレットFastPay」は、初期費用と月額費用、トランザクションフィーがすべて無料で、決済手数料も3.25%という業界最安水準だ。今回の新機能導入や対応クレジットカードブランドの拡大で、会員数の増加が見込まれる。Eコマース市場でのヤフーの存在感もさらに高まるかもしれない。
お詫びと訂正:掲載当初、会員数に関する表記に誤りがありました。該当部分を訂正すると共にお詫び申し上げます。(2014年8月14日)