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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! ― 第6回

音声通話付きの格安SIMをMNPで契約してみる!

2014年08月14日 12時00分更新

文● 正田拓也

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音声通話付きの格安SIMを挿入したドコモのスマートフォン「Xperia Z1 f SO-02F」
音声通話付きの格安SIMを挿入したドコモのスマートフォン「Xperia Z1 f SO-02F」

 格安SIMをデータ通信だけでなく、音声通話付きで検討している人も多いと思う。スマートフォンを使えば音声通話とスマートフォン利用のどちらも1台で使え、通話の発信をせずにデータ通信容量も少なめならば、月額2000円以下でスマートフォンが維持できてしまうからだ。

 そこで今回は、データ専用の格安SIMを音声通話付きにグレードアップしてみたいと思う。乗り換えるのはIIJmio高速モバイル/Dサービスの「みおふぉん」。現在はキャンペーン中で月額1728円となっているが、キャンペーン終了後もこの価格を「正式なサービス仕様とする」とのことだ。

 ただし、まずは事前に理解しておかなければならない点を押さえておこう。

音声通話ができるが通話料に注意!

 音声通話付きの格安SIMはただ安いだけではなく、いくつか制約がある。特に大きいのは音声通話の料金だ。

 基本的に電話の発信はせず、ほぼ待受のみというのであれば問題はない。しかし、電話をかけることが多い人は通話料が無料や割安になる仕組みがほとんどなく、既存キャリアよりも月々の支払いが大きくなってしまうこともある。

 たとえばみおふぉんの場合、通話料は無料通話分なしで21.6円/30秒であり、頻繁に電話をかけるようだと格安SIMの意味がなくなる。

 この金額は従来のLTEスマホ向けプランとは同額だが、各キャリアともに同じ会社同士ならば音声通話がほぼ無料であったり、通話料が完全定額のサービスを用意するなど、音声通話料金の変革がはじまっている。

 通話が多い人は既存のキャリアの通話サービスを最初に調べた上で、格安SIMにすると毎月の支払額がどうなるかをよくシミュレーションする必要がある。

 「○△□@docomo.ne.jp」などのキャリアメールを活用している人も注意が必要だ。以前よりも必要性はだいぶ下がったと言えるが、キャリアメールしか受信できないようにしているユーザーは今でも多く、こちらがGmailに切り替えたら届いていなかった、ということも少なくない。

 また、現在使っている電話番号のままで格安SIMの音声通話に乗り換える場合は、切り替えにかかる数日間、まったく回線が使えない状態になることもある。

 会社や申込方法によってはそうならない仕組みをとっていることもあるが、乗り換える電話番号のSIMカードを新たに作成しなければならない都合上、どうしてもブランクができてしまう。

店頭ですぐに格安SIMの同番移行ができる店もある

ビックカメラ 有楽町店の1階に「BIC SIMカウンター」があり、その場で加入やMNPの手続きが完了する ビックカメラ 有楽町店の1階に「BIC SIMカウンター」があり、その場で加入やMNPの手続きが完了する

 そこで、同番移行(MNP)において、利用できる期間のブランクがないように乗り換えられる仕組みとして、IIJmioではリアルな店舗に受付カウンター「BIC SIMカウンター」を置き、その場で移行ができるようになっている。

 場所は東京・有楽町のビックカメラ有楽町店で、店頭で手続きが行なえ、その場で乗り換えたSIMを受け取れる。8月下旬からほかのビックカメラ店舗にもカウンターが置かれるが、MNPの手続きができるのは9月中旬以降だという。

 とはいえ、やはり店頭で契約が済むという点は非常にありがたい。特にMNPの場合は電話番号が使えない期間ができると困るため、店頭契約がベストであるのは間違いない。

 店頭での手続きは、既存キャリアに加入する際と同様。身分証明書を提示し、住所や名前などを知らせ、事業者の審査を受けてからSIMが渡される。

 MNPならば前に契約していたキャリアが発行するMNPの予約番号も必要。すでにIIJmioの格安SIMを使っているユーザーであれば、mioIDとパスワードを入力することで既存の登録に紐付けることができ、住所氏名の入力や料金を支払うクレジットカードの登録も不要となる。

 ビックカメラ 有楽町店店頭での手続きは、手続き専用のiPadを渡され、そこで必要な情報を入力していく。料金プランなどもここで選ぶ形になる。基本的にはペーパーレスで、iPadのタッチ入力に慣れた人ならすぐ済んでしまう。

時間は順調にいくと小一時間だが……

パッケージとSIM。通常はパッケージを購入して申し込むと電話番号が入ったSIMが送られてくる仕組みだが、BIC SIMカウンターではその場で電話番号が入ったSIMが作成されて渡される パッケージとSIM。通常はパッケージを購入して申し込むと電話番号が入ったSIMが送られてくる仕組みだが、BIC SIMカウンターではその場で電話番号が入ったSIMが作成されて渡される

 筆者が実際にビックカメラ 有楽町店のBIC SIMカウンターに行き、MNPで手続きをした場合は、最初の手続きに10~20分、それから30分後に受け取れると案内していた。カウンターが混んでいた場合は順番待ちの時間が加わってもう少し時間がかかる。

 またmioIDを持つIIJmioの既存ユーザーの場合、住所氏名や支払い情報の入力が省けるが、注意しなければならないのは登録データの整合性だ。なんらかの理由で提示した身分証と情報が違っていると審査がストップしてしまい、訂正後再審査となるからだ。

SIMサイズは3種類から選択可能。ドコモの最新版のピンク色のSIMが渡された SIMサイズは3種類から選択可能。ドコモの最新版のピンク色のSIMが渡された

 よくあるのは登録後、引っ越したがデータを変更していなかったり、データ通信だけのSIMを登録した場合は審査が簡易的で、住所、氏名、生年月日に間違いがあってもそのまま登録されている場合だ。

 これを避けるためには、mioIDの情報を事前にウェブサイトで照会し、もし間違っている場合は正しい情報に訂正してから来店するといいだろう。

次ページへ続く、「使用感はデータ契約SIMと同じ

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