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孫社長、T-Mobile問題はノーコメント Sprintは営業攻勢開始

2014年08月08日 17時40分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ソフトバンクは、2015年度第1四半期の決算説明会を開催。この中で同社代表取締役社長の孫正義氏は、断念という報道もあるT-Mobile US買収問題について、「公式のコメントはない」とした。

 同時に、米国市場が長期的により健全な競争市場になるには、(AT&TとVerizonによる)2強状態よりは、3強状態になった方がいいという考えは当初から変わらないという考えを示した。

 また、ソフトバンクの傘下にある米国第3位キャリアのSprintの状況についてはコスト削減とともに、他社と比べて見劣りしていたネットワークをまず強化して接続率を改善。これまで減少が進んでいた加入者数についても、ようやく積極的に営業攻勢をかけられる段階になったとする。

コスト削減で赤字を達成したSprintだが、契約数では減少が続いている。まずはネットワークを改善。ここから積極的な営業攻勢をかけるとする

 そこで新しい営業体制のためにマルセロ・クラウレ氏を新CEOに指名した。クラウレ氏はソフトバンクが昨年10月に買収したブライトスターの創業者兼CEO。ブライトスターはアメリカ、中南米、ヨーロッパなどに携帯電話の物流・販売網を持つ企業であり、孫社長も「営業現場を知り尽くしている」「(ボリビア出身で)ゼロからブライトスターを創業した彼はストリートファイター。ソフトバンクとカルチャーが似ている」と評価。このクラウレ氏のもとで、米国市場での拡大を目指す。

新しくSprintのCEOに指名したマルセロ・クラウレ氏。一から世界最大級の携帯電話の販売網を構築したクラウレ氏への信頼は厚いようだ


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