正面以外はやや見にくくなるが明るい液晶パネル
IPS方式の液晶ではないため、ほぼ真横から見た場合は、画面内の情報は判読しづらい。といっても、120~130度くらいまでは十分に内容を確認することができるため、あまり不便は感じない。また左右に振った場合、それぞれ色が変化するのだが、これもテストした結果、チラ見程度ならば通知や時計の確認に問題はない。
発色については全体的にやや色の薄い印象を受けたが、高精細化を謳う保護フィルムでフォローできる範囲。RGBのバランスはほぼフラットであり、このあたりは最近のIPS方式と同様、気にする必要はない。
次に画面の明るさ。ステータスパネルからは、輝度0%、輝度50%、輝度100%の3段階と、明るさ自動を選択できる。LEDシーリングライト環境下で明るさを確認してみたところ、輝度50%でちょうどいい明るさになり、太陽光下でもけっこう画面が見えたため、このあたりの使い勝手はハイスペックスマホと変わらない。輝度0%は室内の灯りを消した状態だと少し眩しい程度で、透過性の低い保護フィルムを使用すれば、ちょうどいい明るさになりそうだ。
さっぱりしているホームアプリは2種類
ホームのカスタマイズは最小限に留められており、独自機能も最小限。ホームUIは2種類あり、リファレンスに近いものと、大きなアイコンに特化したものがある。共通点としてはシンプルさで、ブラウザーとメッセージアプリ、写真撮影、SNS程度であれば後者のホームで問題はない。ステータスパネルも変わった部分はなく、スイッチが上部に並び、通知履歴が並んでいる。そのため、国内スマホからの乗り換えた場合でも、操作に関してそれほど違和感を覚えることなく、すんなりとなじむことができるだろう。
スペックはミドルレンジクラスだが、3Dをグリグリ動かすようなタイトルでなければ、ゲームアプリの挙動も問題なく、ストレスを感じることはなかった。そのため、SNS系アプリにしてもメモ系アプリにしてもレスポンスよく、量販店で3万円強という価格なら、十分にコストパフォーマンスの高い端末だ。。
少し気になったのは、ブラウザーのレンダリング。これは2014年夏モデルの場合、地味にデータ量の多いASCII.jpトップをPCビューで開いてもサクッと表示されるが、Ascend G6だとブロックごとに表示される。それでも表示完了まで3~4秒ほどだったので、デメリットになる遅さではない。
しかし、メモリーが1GBなのはリッチなコンテンツが増えていく一方のスマホ界隈で、ちょっと心配である。なお、タスクマネージャーに専用キーは用意されておらず、メニューキー長押しで呼び出す仕様だ。
(次ページでは、「ベンチマークテストで実力を探る!」)
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