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スマホ充電、DLNA、アクセスポイント機能など、個性いろいろ

最強はどれだ!? Wi-Fi付きSDカードリーダー6機種を比較!

2014年08月12日 09時00分更新

文● 外村克也(タトラエディット)

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エレコム Wi-Fiカードリーダー MR-WI01BK、直販価格は6674円

シンプルな機能、低価格で購入可能

 エレコムのMR-WI01BKは6000円台と低価格ながら、SDスロットにUSBメモリー接続用のタイプA端子やバッテリーを備えている。スマホへの転送は専用アプリのインストールが必要。公式ではiPhoneやiPadといったiOS搭載機のみの対応となっているが、Androidへも無料アプリの「AirStream Pro」を入れることで利用可能に。

 ファイルの転送などがiPhone同様にできるようになる。専用アプリでの音楽や動画の再生はできるものの、スマホの充電やDLNAといった付加機能は搭載されておらず、最低限の機能を備えたシンプルな製品といえる。

 初回利用時、iOS、AndroidともOSの設定メニューより手動で接続設定をする必要がある。SSIDとセキュリティキーは本体背面などに記されていないが、印刷されたシールが同梱されているので、本体に貼り付けておくと忘れにくい。

iOSアプリの画面(左)とAndroidアプリの画面(右)。本来iOSは非サポートだが「AirStream Pro」(無料)をインストールすることで利用可能となる。筆者のテストではうまく利用できたが、本来は非サポートなので、iOSのバージョンや環境によって利用できない場合もあるため注意が必要だ。写真のほかにSDカード内の動画や音楽コンテンツの再生が可能。本体に同梱されている。AndroidではQRコードから自動設定する機能がある

本体充電を兼ねたUSB端子にPCを接続するとカードリーダーとして利用できる。ただしUSB端子は、今となっては珍しいmini Bの形状のため、スマホの充電ケーブルの流用はできない



ラトックシステム Wi-Fi SDカードリーダー WiDrawer REX-WIFISD1、直販価格は8208円

スマホへ充電、データのバックアップも可能

 ラトックシステムのWiDrawer REX-WIFISD1は、SDカードスロットやUSBメモリー接続可能なタイプAを備え、スマホへの充電もできるバッテリー内蔵のWi-Fi SDカードリーダー。スマホへの転送は専用アプリのインストールが必要。スマホへの写真転送だけでなく、スマホ内の写真をSDへ一括転送したり、連絡先データのバックアップが可能。カレンダーやリマインダーといった連絡先以外のデータのバックアップはできない。3000mAhのバッテリーを搭載し、いざというときにはモバイルバッテリーとしても利用できる。

 初回利用時、iOS、AndroidともOSの設定メニューより手動で接続設定をする必要がある。SSIDとセキュリティキーは本体背面などに記されていない。そのため、覚えておいたり、購入直後に設定しておくことをおすすめする。

iOSアプリ(左)とAndroidアプリ(右)の画面。端末への一括写真転送の際、それぞれの進行状況が詳細に表示できてわかりやすい

ウェブブラウザーから開けるインターフェイスも用意されているので、PCやMacからでもワイヤレスで写真データの取り込みが可能



マクセル Wi-Fi SDメモリカードリーダー AirStash MAS-A02、直販価格は8208円

USB直挿し可能なコネクター付き
マクセル「Wi-Fi SDメモリカードリーダー AirStash MAS-A02」

 マクセルのAirStash MAS-A02は2012年の登場以来、現在なおも売れ続けている、Wi-Fi SDカードリーダーの分野で先鞭をつけた製品といえる。一見、大型のUSBメモリーに見えるが、背面のスロットにSDカードを差し込むことで、Wi-Fi SDカードリーダーとして利用可能となる。バッテリー内蔵で、充電は本体のUSBコネクタをPCやスマホの充電器に挿す。他の製品はほとんどが別途microUSBケーブルが必要となるが、本機は直付けのため手軽。

 ただし、充電中はWi-Fi機能がオフとなり、PC用のカードリーダーとして機能する。そのため、バッテリー残量がないときに、充電しながらのスマホ転送はできない。スロットはSDカードのみ。スマホとの転送は専用アプリで実施する。

 初回接続時にスマホ側のOS設定よりWi-Fiの接続設定が必要。本体背面などにはSSIDが書かれていないが、購入直後は「AirStath〜」というアクセスポイント名が利用されているため、ひと目で分かる。初期パスワードは設定されていない。初回設定時にパスワードを指定しておこう。

iOSアプリ(左)とAndroidアプリ(右)の画面。インターフェイスは異なるが、写真の転送など機能面での違いはない

WebDAVに対応しているので、PCのエクスプローラーやブラウザーから中身のコンテンツをダウンロードすることができる


(次ページ、「選択ポイントは“ラクに設定”もしくは“小型軽量”」に続く)

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