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1.2TBプラッタで変わる!? 3.5インチHDDのトレンド 第2回

6TBモデルも測定! 今注目すべき大容量HDD 6機種を大検証!

2014年08月06日 12時00分更新

文● タトラエディット

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3万円で購入できる6TBのHDD
ウェスタンデジタルWD Red「WD60EFRX」

今話題の6TBモデル「WD60EFRX」

今話題の6TBモデル「WD60EFRX」

 1.2TBプラッタを5枚搭載して、3.5インチのHDDでは最大容量となる6TBを実現した製品。NASなど連続稼働するサーバー用途にも向いた「Red」シリーズのHDDで、2013年以前に発売した省電力モデルよりもスピンアップ時の電力消費が抑えられているのが特徴。

 回転数は「CrystalDiscInfo」では5700回転と少々変則的な値が表示される。さらに1.2TBプラッタの効果もあってか、前世代のHDDに比べて転送速度が向上している。

電力測定とベンチマークの結果

 消費電力は、もっとも電力負荷のかかるスピンアップ時でも16Wと低め。アイドル時は7Wで、Greenシリーズと張り合えるため、省電力のNASの利用に最適。

 CrystalDiskMarkでのベンチ結果はシーケンシャルアクセスで184MB/sと比較的速い。プラッタの容量密度が高くなったことも影響していると推測できる。

WD60EFRXの主な仕様
容量 6TB
回転数 IntelliPower
プラッタ容量 1.2TB
プラッタ枚数 5枚
バッファ 64MB
インターフェース SATA3
発売時期 2014年7月
実売価格 3万円前後

1万円前半も目前!
大容量と低価格でバランスのとれた「WD40EZRX」

1万円台半ばで買える4TB HDD「WD40EZRX」

1万円台半ばで買える4TB HDD「WD40EZRX」

 昨年の秋に発売されて以降、消費電力の低さと容量の大きさで高い人気を維持していた「Green」シリーズの4TBモデル「WD40EZRX」。

 当時は2万円以上していたものの、ここにきて1万6000円前後まで価格を下げており再度注目を集めているモデルだ。

電力測定とベンチマークの結果

 シーケンシャルアクセス時の速度は157MB/sと、今となっては平均的。ただし、SSDとの併用でデータ保存に徹するなら不満はない。

 注目すべきは、アイドル時の省電力性能。アイドル時の消費電力は5Wとかなり低め。上位モデルにくらべて約半分となっている。起動時間の長いNASや、メインマシンでの利用などさまざまな用途に対応可能だ。

WD40EZRXの主な仕様
容量 4TB
回転数 IntelliPower
プラッタ容量 1TB
プラッタ枚数 4枚
バッファ 64MB
インターフェース SATA3
発売時期 2013年9月
実売価格 1万6000円前後

(次ページに続く、「デスクトップPCやNASなど高性能なHDD2製品」)

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