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ほかのサービスとどうやって差別化していくかがカギ

2兆円の企業価値を持つUberの新サービスは日本で定着するか

2014年08月05日 17時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 「我々はテクノロジーカンパニーである。米国本社も言っているがトランスポーテーションカンパニーではない。日本においては、日本人ならではサービスクオリティーと最先端テクノロジーのレイヤーを合わせることで新たなエクスペリエンスを提供していきたい」

 そう語るのは新たにUber Japanの執行役員社長に就任した高橋正巳氏だ。

 Uber Japanは8月5日、タクシーの即時手配サービス「uberTAXI」および「uberTAXILUX」を開始する。サービスのスタートは8月5日16時から。

 Uberはスマホアプリで指定の場所にハイヤーを呼べる配車サービスだ。2009年に米国で創立し、2014年3月には東京でも正式にローンチされている。

スマホアプリ「Uber」で新たにタクシーとハイグレードタクシーが呼べる

 これまでのUberはアプリを操作し、指定した場所にベテランドライバーが運転する黒塗りの高級車を手配できるというものだった。料金は各タクシー会社より少し高めで、基本料金が100円、1km当たり350円、時間は1分65円と設定されている。

 今回新たにスタートするuberTAXIは、すでにリリースされているアプリでタクシーの即時手配ができる。アジアでは初のサービスだという。アプリ内に「TAXI」というメニューができ、タップするとタクシーが手配される。車種は各タクシー会社が提供しているもので、料金はタクシー会社が定めるメーター料金と迎車料のみ。

 タクシー側には空車になったときにUberにオンラインで接続してもらい、ユーザーの配車希望に合わせて迎車する仕組み。専属で契約するわけではないという。スタート時で複数のタクシー会社がパートナーとなっており、オンライン接続ができるようになるという。

世界初のハイグレードタクシー配車サービス。対応車種はBMW7シリーズやLexus LSなど。大切なお客さんの接待などで利用してほしいとのこと

 uberTAXILUXはトヨタクラウンロイヤルシリーズなど、ハイグレードタクシーの即時手配サービス。利用方法はuberTAXIと同様、Uberアプリ内で「プレミアムTAXI」をタップするだけ。料金はメーター料と迎車料、それにUber取扱料金として500円が加算される。こちらは東京発、世界初の試みだという。

 どちらのサービスも都内が対応エリアとなっている。

(次ページでは、「Uber新社長が語る新サービスの価値」

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