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ビジネスモバイルに最適なdynabook R73の魅力を探る 第2回

日常的なビジネスはもちろん、動画編集やちょっとした3Dゲームなどもできるモバイルノート

13.3型ノート「dynabook R73」はCore i7-4710MQでマルチに活躍!

2014年08月22日 09時00分更新

文● 高橋量

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クアッドコアCPU+8GBメモリーでビジネス利用には十分なスペック

 まずはdynabook R73のパーツ構成から見てみよう。ちなみに今回は、店頭モデルの上位版「dynabook R73/38M」を試用している。下位モデルの「R73/37M」はCPUは同じであるものの、メモリー容量が4GB、ストレージが1TB HDDであるため、性能は若干劣ることとなるだろう。また直販モデルの中でもストレージに256GB SSDを採用した「dynabook R73/W6M」では、今回の結果よりもスコアが上昇する可能性がある。

 CPUに採用しているCore i7-4710MQは、4コア8スレッドで動作するクアッドコアCPUで、動作周波数は2.5G0Hz、ターボブースト時の最大動作周波数は3.50GHzとなっている。キャッシュメモリーは6MBで、最大TDP(消費電力量の目安)は47W。省電力性能よりもパワーを重視したCPUだ。「インテル バーチャライゼーション・テクノロジー(VT-x)」や「アンチセフト・テクノロジー(インテルAT)」といったインテル独自の仮想化/セキュリティ技術にも対応している。

タスクマネージャーの「パフォーマンス」によるCPUの稼働状況。4コア8スレッドで動作していることがわかる

「CPU-Z」によるCPUの詳細情報

 グラフィックス機能には、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 4600を利用する。内蔵GPUであるためそれほど高い3D性能は期待できないが、小~中規模クラスの3Dゲームなら問題なくプレーできるレベルだ。実際の3D描画能力については、後述のベンチマーク結果をご覧いただきたい。

「GPU-Z」によるIntel HD Graphics 4600の詳細情報

 メモリーはPC3L-12800(DDR3L-1600)の8GBで、十分な容量を搭載している。試用機ではサムスン製の「M471B5173QH0-YK0」が2枚使われていた。「dynabook R73」は底面のカバーを外すせばメモリーを換装できるので、マシンをより快適に使いたい場合は最大容量の16GBに増設するといいだろう。

タスクマネージャーによるメモリーの使用状況。複数のソフトを同時に使っても処理が重くなることはない

底面のカバーを外すせばメモリーの交換ができる。試用機ではサムスンの「M471B5173QH0-YK0」が使われていた

 ストレージには1TBのハイブリッドHDDが使われている。試用機に搭載されていた東芝製の「MQ01ABD100H」は、NAND型で8GBのフラッシュメモリーをキャッシュとして利用するモデルだ。一般的なHDDよりはアクセス性能は高いが、SSDよりは速度の面で劣ってしまう。ただし容量が1TBと大きい点を考えればやむを得ないだろう。容量よりも速度を重視するなら、直販モデルの「dynabook R73/W6M」を狙う手もある。

「CrystalDiskInfo」によるストレージの詳細情報

試用機では東芝製の「MQ01ABD100H」が使われていた

ストレージのパーティション構成。Cドライブには910.14GB割り当てられている

試用機ではCドライブの空き容量が862GBだった


(次ページ「総合的なパフォーマンスはかなり優秀 」へ続く)

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