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DCnetとの連携を見据え、OpenStackを採用

KVH、MidoNetの仮想化を組み込んだプライベートクラウド

2014年07月30日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月29日、KVHはミドクラジャパンのネットワーク仮想化ソフトウェア「MidoNet」を採用した「プライベートクラウド Type-S」の発売開始を発表した。MidoNetはSDN/NFV対応のネットワーク仮想化ソフトウェアで、OpenStackと連携することでオープンかつ柔軟なクラウド環境を提供する。

プライベートクラウド Type-Sの概要図

 プライベートクラウド Type-Sでは、ロードバランサーやファイアウォール、ルーターなどをプライベートクラウドサービスの機能として取り込むことにより、アプライアンス機器の新規・追加購入が不要になる。これにより、企業は少ない機器での運用およびビジネス効率の向上が可能となり、総合的なITコストの20%~30%削減を実現するという。

 また、将来的にSDN技術を適用するネットワークサービス「etherXEN」、およびアジアの主要100のデータセンター間をキャリアクラスのイーサネットで接続する「DCNet」と相互連携することを見据え、OpenStackを採用することを決定。クラウドのメリットを維持したまま、独立した安全性の高いクラウド環境を提供するという。

 プライベートクラウド Type-Sは、これまで提供してきたプライベートクラウドサービスのラインアップを拡充するものという位置づけ。利用価格は初期費用100万円~(税別)、月額費用は100万円~(税別)となる。

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