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深厚のWindows使いこなしテクニック 第1回

iPhone×Windowsで知っておきたいテザリング技

2014年08月05日 12時00分更新

文● タトラエディット

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単純なようで意外に奥が深いテザリング。かゆいところにまで手が届く、ちょっと深めの設定を解説していく

単純なようで意外に奥が深いテザリング。かゆいところにまで手が届く、ちょっと深めの設定を解説していく

 ASCII.jp読者なら、スマートフォンを利用している人が大半だろう。そのスマホのインターネット接続を共有して、PCからもウェブページを見たりネトゲを楽しんだりできるテザリング。旅行や出張など、長期の外出時のインターネット接続手段として頼りになる機能だ。

 そんなWindowsでのテザリングについて、知っておくと便利なTipsを紹介する。

3つのテザリングを使い分けて
快適なモバイル通信環境を実現

 テザリングというと、スマホをWi-Fiルーターにして無線接続する「Wi-Fiテザリング」が真っ先に思い浮かぶと思う。しかしそれ以外に、PCとスマホをケーブルでつなぐ「USBテザリング」と、Wi-Fi同様無線での接続だが、低速なBluetoothを利用することで消費電力を抑えられる「Bluetoothテザリング」がある。

 この3種類をシチュエーションに合わせて使い分けると便利。それぞれのメリットやデメリットを以下にまとめた。

テザリングの種類 メリット デメリット
USB スマホの回線速度を活かすことができる。
スマホのバッテリー消費が少ない。
ケーブルが必須。
PCからスマホへ給電するので、PCのバッテリーを消費する。
Wi-Fi ケーブルが不要。
比較的高速な通信ができる。
スマホのバッテリー消費が激しい。
Bluetooth スマホ、PCともにバッテリー消費が比較的少ない。
ケーブルが不要。カバンの中にスマホを入れたまま接続を開始できる。
スマホやPCによっては対応していない場合がある。
通信速度は1.3Mbpsと遅め。

iTunesを導入せずにiPhoneでUSBテザリングする方法

 スマホのバッテリーの残量が少ない、または容量自体が小さいという場合はUSBテザリングが有効。USBケーブルが必要となるが、PCと接続すると同時に充電が行なわれるので、スマホ側のバッテリーは消費しない(その分、PCのバッテリーが減る)。

Androidでは[設定]→[その他の設定]→[テザリング]からUSBテザリングのオン/オフを設定できる

Androidでは[設定]→[その他の設定]→[テザリング]からUSBテザリングのオン/オフを設定できる

Windows PCとスマホをUSBケーブルで接続して[USBテザリング]をオンにすると、ドライバーが自動でインストールされ通信ができるようになる

Windows PCとスマホをUSBケーブルで接続して[USBテザリング]をオンにすると、ドライバーが自動でインストールされ通信ができるようになる

 Android端末では、USBケーブルでPCを端末を接続してからUSBテザリングをオンにすれば、自動でドライバーがインストールされ、すぐにインターネットにつながる。

本来、iPhoneのUSBテザリングはiTunesが必須だが、特定のファイルのみ取り出してインストールすることで、iTunesなしでの通信が可能になる。まずはダウンロードサイト(http://www.apple.com/jp/itunes/download/)からインストーラーを入手する

本来、iPhoneのUSBテザリングはiTunesが必須だが、特定のファイルのみ取り出してインストールすることで、iTunesなしでの通信が可能になる。まずはダウンロードサイト(http://www.apple.com/jp/itunes/download/)からインストーラーを入手する

 iPhoneの場合は、PC側にiTunesのインストールが必要だ。容量が少ないノートなどでiTunesを入れたくないという場合は、インストーラーからドライバーを抜き出してインストールすることで、テザリングのみ利用可能となる。

ダウンロードした「iTunes64Setup.exe」を「EXE」形式のファイルを解凍できる「Lhaplus」などのアーカイバで解凍する(左)。中に入っている「AppleAplicationSupport.msi」と「AppleMobileDeviceSupport64.msi」の2つをダブルクリックしてインストールする(右)

ダウンロードした「iTunes64Setup.exe」を「EXE」形式のファイルを解凍できる「Lhaplus」などのアーカイバで解凍する(左)。中に入っている「AppleAplicationSupport.msi」と「AppleMobileDeviceSupport64.msi」の2つをダブルクリックしてインストールする(右)

インストールが完了したら、iPhoneの[設定]→[モバイルデータ通信]→[インターネット共有]から機能をオンに。Windows PCとiPhoneをUSBケーブルで接続するとテザリングが開始する

インストールが完了したら、iPhoneの[設定]→[モバイルデータ通信]→[インターネット共有]から機能をオンに。Windows PCとiPhoneをUSBケーブルで接続するとテザリングが開始する

(次ページに続く、「従量課金接続の設定」)

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