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Windows Phoneがローエンド本格進出 Lumia 530は85ユーロ

2014年07月24日 22時15分更新

文● 末岡洋子

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 Microsoftのデバイス事業部は7月23日(現地時間)、最新のWindows Phoneスマートフォン「Lumia 530」を発表した。予想販売価格85ユーロ(税抜)、8月より販売を開始する。Lumiaラインでは最安機種となり、先週Microsoftが明らかにした新しいローエンド戦略に沿うものといえる。

 Lumia 530は、Lumiaラインで最も売れたといわれる「Lumia 520」の後継となるエントリー向けライン。「Lumia 630」に似た外観を持つ。

100ユーロ以下のローエンドWP8スマホ「Lumia 530」が登場

 スペックを見ても、4型ディスプレー、512MBのメモリーなど、Lumia 520と共通部分が多いが、画面は解像度がLumia 520の480×800ドットから480×854ドットにアップしている。ストレージも8GBで、Lumia 520の4GBから拡大した。さらにmicroSDカードで最大128GBまで拡大できる。カメラは5メガピクセルで、Lumia 520と同じスペック。通信方式はHSPA+、Wi-Fi、Bluetoothに対応するが、LTEは未対応となっている。

 CPUはQualcommの1.2GHzクアッドコアsnapdragonを採用、Windows Phoneのバージョンは最新版となる8.1。スワイプ1つで通知を管理できるなどの機能を持つ「Action Center」、高速な入力を支援する「Word Flow」キーボードなどのWindows Phone 8.1の最新機能を利用できるほか、自分撮り(セルフィー)機能「Glam Me」や「Creative Studio」などのソフトウェアも用意した。

 サービス側では、Skype、Microsoft Office、OneDriveなどのMicrosoftのサービスを統合した。Windows Phoneアプリストアの「Windows Phone Store」からWhatsAppやWeChatなどの人気アプリも入手できるとしている。

 カラバリはLumiaおなじみのカラフルなもので、グレー、白、緑、オレンジの4色。カバーの取り替えも可能。8月より欧州など一部市場で販売を開始する。

 Microsoftは先週、ローエンドについてこれまでNokiaが展開してきたAndroidフォークの「Nokia X」ライン、Series 40ベースの「Asha」を打ち切り、Windows PhoneのLumiaでカバーする新戦略を明らかにしている

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