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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第365回

オリンパス「Stylus 1」&「E-M1」で撮る神楽坂の街猫

2014年07月25日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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古いおうちの前。玄関の柱に半分隠れてじっとこっちを見てるチャトラ猫(2014年7月 OLYMPUS Stylus 1)
古いおうちの前。玄関の柱に半分隠れてじっとこっちを見てるチャトラ猫(2014年7月 OLYMPUS Stylus 1)

 先日、「神楽坂の猫を撮ろう」という街歩き&猫撮影の小さなイベントが開催されたのである。

 東京都新宿区に「神楽坂」(かぐらざか)という古くから適度に賑わってる坂道がある。江戸時代からある古い坂道で、大正時代には花街として賑わい、山の手銀座とも呼ばれた場所だ。

 坂道に沿って古い商店が並び、神楽坂から少し脇に逸れると、石畳の古くて狭い路地や、曲がりくねった坂を下りる階段、花街の名残である稲荷、昔ながらの銭湯など歴史を感じさせるアレコレが顔を出し、坂を登り切ると室町時代までさかのぼる赤城神社や、もっと古い築土八幡神社、斜面には若宮八幡神社など往古から続く寺社にも事欠かず、土日には街歩きを楽しむ人々が大勢やってくる場所だ。

 そういう古い街には猫が似合うのだが、いるんだけどいないんだよね。猫が隠れる隙間がありすぎて、なかなか見つからない。そんな印象の場所だ。

 そんな神楽坂に「粋なまちづくり倶楽部」というNPO法人がある。そこが「ブラカグラ」という、毎回異なったテーマ(地形であるとか暗渠であるとか)で神楽坂近辺を散策する催しを行なっているのであるが、数ヵ月前、ブラカグラ担当者から今度「神楽坂で猫を撮ろう」を開催したいので、講師をやりませんかと打診されたのだ。

 おもしろそうな依頼はとりあえず引き受けることにしているので快諾したのだが、神楽坂の猫スポットなんて詳しくない。さて困った。

 でも、そこは地元の人が参加して、あれこれ教えてくれるという。うん、それなら何とかなるかもしれない。雨が降ったら……そのときはそのときだ。

 そして当日。雨模様の中、参加者が集まり、まずは猫の見つけ方や猫撮影のポイント、さらに猫写真公開時の注意(場所を特定できるような公開は避けること)などをレクチャーしたのち、街歩きのスタート。

 大勢で歩くと猫も逃げるだろうから、3つのグループに分け、猫が一匹も顔を出してくれなかったらどうしようと思いつつ、建物から出ると、いきなり人に慣れた猫さんが登場する。

ご近所の美猫さん。入れ替わり立ち替わりカメラを向けられても「撮りたいなら撮ってもよくってよ」てなおすまし顔でポーズをとってくれたのであった(2014年7月 オリンパス E-M1)
ご近所の美猫さん。入れ替わり立ち替わりカメラを向けられても「撮りたいなら撮ってもよくってよ」てなおすまし顔でポーズをとってくれたのであった(2014年7月 オリンパス E-M1)

 いやそれ、運がよすぎるから。

 さっそく各自が持ってきたカメラで撮影会開始。

ぐっと腰をかがめてiPhoneで撮影する人も。首輪もなかなか可愛い(2014年7月 オリンパス E-M1)
ぐっと腰をかがめてiPhoneで撮影する人も。首輪もなかなか可愛い(2014年7月 オリンパス E-M1)

 どこの猫さんだか存じませんが、いいタイミングで顔を出していただいてありがとう。

(次ページに続く、「雨と古い街並みの中の猫を撮る」)

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