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PCにデジカメに4Kカメラ! この夏買いたいお買い得デジタル製品 第2回

5万円台でハイエンド級も! 防滴&防水仕様のお買い得デジカメ

2014年07月23日 12時00分更新

文● 周防克弥

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レンズ周囲に6灯のLEDライトを装備!
顕微鏡モードも使えるリコー「WG-4 GPS」

本体サイズは、幅125×奥行き32×高さ64.5mm、重量はバッテリーとメディア込みで約236g。コンデジとしてはそれほど小さいわけではないが、持ち歩くには十分なサイズだ

本体サイズは、幅125×奥行き32×高さ64.5mm、重量はバッテリーとメディア込みで約236g。コンデジとしてはそれほど小さいわけではないが、持ち歩くには十分なサイズだ

 リコーの「WG-4 GPS」は、水深14mの防水性能に高さ2mからの耐落下衝撃性能、マイナス10度の耐寒性能を備えるタフネスコンデジである。

 製品名にも明記されているが、GPSを内蔵し撮影時の位置情報や移動のログを記録可能。また気圧系や高度計、水深計、電子コンパスを内蔵している。まさにアウトドアのお供に最適なコンデジになっている。

 今年の3月に発売された最新機種で、実売価格は本体カラーで多少の誤差はあるが、最安値ベースでは2万5000円前後で入手できる。

 撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーで、有効画素数は約1600万画素となる。感度はISO 125からISO 6400まで設定可能で、レンズは光学4倍ズーム(35mm判換算で約25-100mmに相当)となる。

 広角側の開放F値はF2.0ととても明るく、手ブレ補正機能はセンサーシフト方式と電子式のデュアル手ブレ補正を内蔵している。

 見た目はかなりゴツイ印象でまさにアウトドアのための道具といった感じだ。しかし、ゴツイとってもそれほど大きいわけではなく、コンパクトデジカメの範疇に収まるサイズ感だ。

ちょっと粗目な梨地加工っぽい処理と、所々に滑り止めのゴムが貼られている。防水処理のため、ボタン類は普通よりも強めに押しこむ必要があるが、普通に使うのに困る程度ではない

ちょっと粗目な梨地加工っぽい処理と、所々に滑り止めのゴムが貼られている。防水処理のため、ボタン類は普通よりも強めに押しこむ必要があるが、普通に使うのに困る程度ではない

背面液晶は3型(約46万画素)。ボタンには滑り止め処理が施されている。2軸の水準器が備わっており、水平が液晶に表示される

背面液晶は3型(約46万画素)。ボタンには滑り止め処理が施されている。2軸の水準器が備わっており、水平が液晶に表示される

顕微鏡モード用のレンズ前アダプター。装着はワンタッチだがその分外れやすいので注意

顕微鏡モード用のレンズ前アダプター。装着はワンタッチだがその分外れやすいので注意

 光学ズームを内蔵しているが、電源のオン/オフ時やズーム操作でのレンズの繰り出しはなく、使用時も収納時もフラットなまま。レンズの周辺にはLEDが6灯円形に配置されていてマクロ撮影時や暗い場所での補助照明に使用することが可能だ。

 撮影モードはフルオートからマニュア系まで豊富に揃っている。特徴的なのが「顕微鏡モード」で、レンズ先端に専用のアダプターを装着してレンズを下向きにし、被写体に乗せることでレンズ直前の被写体を撮影することができる。

 この際にはLEDで画面内を均一に照らすことが可能。ズームも動作するのでかなりの拡大撮影が可能になっている。

 フルHD動画の撮影機能やエフェクト系の機能も豊富で撮影時だけでなく、記録されている画像にも効果を加えることが可能だ。イベント時に持ち出すだけでなく、日常的にも便利に使える機能が満載だ。

感度別撮影サンプル

ISO 125

ISO 125

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

 最高感度はISO 6400まで設定可能。ノイズはISO 400くらいから出はじめているが、目立つのはISO 1600以降。ISO 800以降はディテールへの影響が見られる。実用性があるのはISO 1600くらいまでだろう。

通常のフルオートモードでも花に近づくと自動的にマクロモードに切り替わった。ちょっと色収差が目立つ、エッジ強調は控えめだがシャープネスは高い。感度も上がってないのでディテールの再現性も高く、高精細な画像が記録できた

通常のフルオートモードでも花に近づくと自動的にマクロモードに切り替わった。ちょっと色収差が目立つ、エッジ強調は控えめだがシャープネスは高い。感度も上がってないのでディテールの再現性も高く、高精細な画像が記録できた

撮影後にHDR処理

上の写真に撮影後、HDR処理を施したのが下の写真。通常のHDRというよりはコントラストだけでなく、色も含めて処理が行なわれるため、絵画風なHDR画像となる。再生時にメニューから選べば処理が行なえ、別ファイルで保存される

(次ページへ続く、「ISO 409600設定が可能なソニー α7S」)

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