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PCにデジカメに4Kカメラ! この夏買いたいお買い得デジタル製品 第2回

5万円台でハイエンド級も! 防滴&防水仕様のお買い得デジカメ

2014年07月23日 12時00分更新

文● 周防克弥

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見た目も機能も本格派
でもお気軽使用も可能なオリンパス「OM-D E-M5」

ダブルズームキットに含まれる標準ズーム14-42mm/F3.5-5.6を装着した状態。本体サイズは幅121×奥行41.9×高さ89.6mm、重量はバッテリーとメディア込みで約425g。一眼レフスタイルだが、それほど大きくなく、かなり軽い

ダブルズームキットに含まれる標準ズーム14-42mm/F3.5-5.6を装着した状態。本体サイズは幅121×奥行41.9×高さ89.6mm、重量はバッテリーとメディア込みで約425g。一眼レフスタイルだが、それほど大きくなく、かなり軽い

 オリンパスの「OM-D E-M5」は、発売こそ2012年6月とちょっと古いが今でもれっきとした現行機。オリンパスのミラーレス一眼といえば「Pen」シリーズが人気だが、E-M5はミラーレス一眼ながらもEVFを内蔵し、一眼レフスタイルを採用した最初のモデルだ。

 ラインナップに上位モデルの「E-M1」やエントリー向けの「E-M10」が出てきたため、最初期のE-M5はかなりお買い得感が高い。

 12-40mm/F2.8(35mm判換算24-80mm)が付属するレンズキットは、レンズが高いため12万円前後だが、12-50mm/F3.5-6.3(35mm判換算24-100mm)が付属する標準ズームキットは8万円前後で入手可能。

ダブルズームキット

コストパフォーマンスが高いダブルズームキット。でも、レンズが防滴仕様でないので注意

 また、14-42mm/F3.5-5.6(35mm判換算28-84mm)と40-150mm/F4.0-5.6(35mm判換算80-300mm)の2本が付属するダブルズームキットも8万円前後で購入できる。レンズ性能に多少の差はあるが、ダブルズームキットがコストパフォーマンスが一番高い。

 ただし、12-50mm/F3.5-6.3は本体に合わせて防塵・防滴処理が施されているが、ダブルズームキットの14-42mm/F3.5-5.6と40-150mm/F4.0-5.6は未処理なので、防滴にこだわるなら12-50mm/F3.5-6.3一択になる。

 レンズの大きさ的には12-50mm/F3.5-6.3は標準ズームながらも結構大きなサイズなので携帯性重視ならダブルズームキットに付属する14-42mm/F3.5-5.6のほうがコンパクトで持ち運びやすいだろう。

モードダイヤルは左側に位置する。シャッターボタン周辺と手前側とで2つのダイヤルがあり、マニュアル的な操作がしやすい

モードダイヤルは左側に位置する。シャッターボタン周辺と手前側とで2つのダイヤルがあり、マニュアル的な操作がしやすい

背面液晶は3型(約61万画素)。タッチ対応で上下のチルト機構も備えている

背面液晶は3型(約61万画素)。タッチ対応で上下のチルト機構も備えている

電池はグリップ内部に収納。カバーにはパッキンがついており、防滴処理が施されている

電池はグリップ内部に収納。カバーにはパッキンがついており、防滴処理が施されている

 気軽さで人気のPenに比べてアイレベルファインダーしっかりと構えて撮るスタイルを求める人には大人気だ。一眼レフスタイルだから上級者向けな印象も強いが、見た目で選んでも十分お気軽に使えるようになっている。

 機能面では今でも十分に一線を張れる性能を持っている。AF性能こそ最新モデルのE-M1に比べるとちょっと劣る面もあるが、よほどの速く動く被写体を追いかけるのでなければあまり気にするほどではない。

 本機の撮像素子(1605万画素)はマイクロフォーサーズに準拠し、APS-Cサイズを採用するデジタル一眼レフに比べればAFが速い。エフェクト系の機能の充実やボディー内の5軸手ブレ補正、2軸の水準器やフルHD動画撮影機能など、実用性の高い機能はすべて揃っている。

感度別撮影サンプル

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

 最高感度はISO 25600まで。ノイズはISO 1600あたりから発生しはじめるが、ISO 6400まではうまくノイズリダクションが効いているのであまり目立たない。

 そのかわりにディテールへの影響が大きく、ISO 3200あたりから細部の再現性に影響が出はじめ、ISO 6400では細部の分解ができなくなってしまっている。

 ISO 1600くらいまでは気にせずに使っても問題ないが、それ以上に感度を上げるときには注意が必要だ。

40-150mm/F4.0-5.6で撮影。シャープネスが高いレンズで色収差も少ない。ぼけ方は多少エッジが残る傾向があり、色や明るさのコントラストの高い背景では場合によっては2線ボケが目立つ可能性がある

40-150mm/F4.0-5.6で撮影。シャープネスが高いレンズで色収差も少ない。ボケ方は多少エッジが残る傾向があり、色や明るさのコントラストの高い背景では場合によっては2線ボケが目立つ可能性がある

(次ページへ続く、「顕微鏡モードも使えるリコー WG-4 GPS」)

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