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PCにデジカメに4Kカメラ! この夏買いたいお買い得デジタル製品 第2回

5万円台でハイエンド級も! 防滴&防水仕様のお買い得デジカメ

2014年07月23日 12時00分更新

文● 周防克弥

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 いよいよ夏本番! 旅行やイベントでカメラが大活躍する季節だ。夏のイベントといえば、海や山など過酷な屋外が多く、カメラにもヘビーデューティ仕様がほしくなってくる。

 そこで今回はこの夏に使いたい防水&防滴系デジカメのお買い得機種をピックアップしてみた。

今回ピックアップした4製品。左上がリコーの「PENTAX K-50」、右上がオリンパス「E-M5」、左下がリコー「WG-4 GPS」。これ以外に番外編としてソニー「α7S」も注目モデルとして画質をチェック!

5万円台で買える防滴一眼
「PENTAX K-50」

本体サイズは幅129×奥行き70×高さ96.5mm、重量はバッテリーとメディア込みで約675g。決して小さくはないが、大きめのグリップで安定性が高い

本体サイズは幅129×奥行き70×高さ96.5mm、重量はバッテリーとメディア込みで約675g。決して小さくはないが、大きめのグリップで安定性が高い

 リコーの「PENTAX K-50」は、エントリーモデルながら防滴・防塵性能を持っているデジタル一眼レフ。最安ベースでは、18-55mmの付属する標準ズームキットが5万1000円前後、18-55mmと50-200mmの付属するダブルズームキットでも5万6000円前後で買え、ダブルズームキットがかなりお買い得な感じになっている。

 どちらのキットも、付属するレンズは廉価版のためAF時にギアの動作音がするが、動作スピードや精度には問題はなく、実用性重視と考えればコストパフォーマンスは高い。

シンプルな構成だが、グリップ前面と背面側にはコマンドダイヤルが2つ備わり、マニュアル操作がしやすい

シンプルな構成だが、グリップ前面と背面側にはコマンドダイヤルが2つ備わり、マニュアル操作がしやすい

各ボタンにはアイコンで機能が表示され、十字ボタンを中心に操作しやすい。背面液晶は3型で約92万画素

各ボタンにはアイコンで機能が表示され、十字ボタンを中心に操作しやすい。背面液晶は3型で約92万画素

バッテリーは単三型電池4本を使用。別売りでリチウムイオン充電池も用意されている。急な電池切れでも入手しやすい単三型なので安心度が高い。バッテリーやメディアのフタをはじめ、キットに含まれるレンズ(ダブルズームキットも含む)のマウントにも防滴加工が施されている

バッテリーは単三型電池4本を使用。別売りでリチウムイオン充電池も用意されている。急な電池切れでも入手しやすい単三型なので安心度が高い。バッテリーやメディアのフタをはじめ、キットに含まれるレンズ(ダブルズームキットも含む)のマウントにも防滴加工が施されている

 センサーは約1600万画素でセンサーシフト方式の手ブレ補正機能を備えているため、どんなレンズを装着しても手ブレ補正が有効になるのは便利。

 光学ファインダーはガラス製のペンタプリズムを採用し、視野率は100%と広く像倍率も0.92倍と大きい。AF測距点はクロスセンサー9点を含め全部で11点。撮影モードにもシーン認識機能があり、完全にカメラ任せのフルオートからマニュアルまで機能面は豊富に揃っている。

 ほかにも、フルHD動画の撮影機能やインターバルタイマーやHDR機能、多重露出機能をはじめ、2軸式の水準器を備えるなど、とてもエントリーモデルとは思えないくらいに機能は充実。同クラスの他社製デジカメと比べてできる事がケタ違いに多く、上位モデルの必要性を感じない。これで完結してしまうエントリーモデルだ。

 ボディカラーもホワイト、ブラック、ピンクがレギュラーモデルで用意されているが、オンラインでは本体が20色、グリップが10色から好きな色の組み合わせを自由に選んでオーダーして自分好みのK-50を作ることも可能だ。

 コストパフォーマンスの高いダブルズームキットなら約28mm相当から300mm相当までをカバーできる。機能面では、別売りのアクセサリーにGPSユニットが用意されていたり無線LANはないものの、Eye-Fiに正式に対応しているのであまり困ることはないだろう。

 エフェクト系の機能も、撮影時に7種、撮影後の画像にも19種かけられる。もちろん、ライブビュー撮影も可能だ。

 デジイチといえばキヤノンやニコン、ソニーが最近は目立っているが、日本で最初に一眼レフを生み出した「ペンタックス」の真髄はリコーになってもまだしっかりと息づいている。手持ちのレンズ資産に捕らわれないなら選んでまったく損のないデジカメだ。

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

ISO 51200

ISO 51200

 最高感度設定はISO 51200まで。さすがにISO 51200はノイズも多くディテールの再現性も低い。ノイズはISO 800あたりから出はじめるが気になるのはISO 3200以降。ISO 6400くらいまでなら十分な画質をキープできている。

ダブルズームキットに含まれる18-55mmで撮影。シャープネスが強く、コントラストが高めでメリハリのある画質だ。ちょっとエッジの強調が強めな傾向だがその分シャープに見える

ダブルズームキットに含まれる18-55mmで撮影。シャープネスが強く、コントラストが高めでメリハリのある画質だ。ちょっとエッジの強調が強めな傾向だがその分シャープに見える

ダブルズームキットの望遠レンズ、50ー200mmで撮影。色収差も少なくシャープで良好な画質だ。35mm版換算では約300mm相当の超望遠レンズになる。ボディー内の手ブレ補正機能もかなり効果は高い

ダブルズームキットの望遠レンズ、50ー200mmで撮影。色収差も少なくシャープで良好な画質だ。35mm版換算では約300mm相当の超望遠レンズになる。ボディー内の手ブレ補正機能もかなり効果は高い

(次ページへ続く、「お気軽使用も可能なオリンパス「OM-D E-M5」」)

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