テレビショッピングを見る意外な理由
最近、海外ドラマの合間に「ジャパチャン」をよく見ている筆者です。ご存じない方のために説明しますと、ジャパチャンって「ジャパネットたかた」が24時間、テレビショッピングだけを放送している「ジャパネットチャンネルDX」のこと。
思わず見てしまう心理を自分で分析してみると、「ジャパチャン」は、他のテレビショッピング(ダイエット商品とか健康グッズ)よりも、自分が持っている電化製品などとよく被ります。「へへっ!もう持ってるもん」と何気に優越感に浸ってます。すいません、器の小さな男で……。もちろん値段は筆者が購入したときよりもずっと安いので、「ちきしょー!」と、負け惜しみも忘れません…。
キャズムを知ったかぶる
そんなことを思いながら、「あっ!これって最近再注目されつつある『キャズム』のことかぁ…」となんとなく気がつきました(もしかしたら、気のせいかもしれませんが……)。キャズムとは、普及学やマーケティング用語で「新製品や新サービス」が普及するときのギャップのこと。ジェフリー・ムーアの著書『Crossing the chasm』(邦題『キャズム』)で有名になりました。
というわけで、今回は、再注目のマーケティング用語キャズムを知ったかぶってみます。
受け取る情報の違いで、コンシューマーをザックリ分類しますと……、
○イノベーター:展示会とか行く。情報発信もする。業界友達と情報共有も。
○アーリーアダプター:ITメディアニュースは欠かさずチェック。買ったものはツイート。
――――キャズム(溝)――――
○アーリーマジョリティ:ITにしろ政治にしろ、Yahoo!のトップのニュースの見出しはチェック。
○レイトマジョリティ:テレビショッピングは見る。楽天やAmazonのパスワードは忘れてます。
○ラガード:NHKの連続ドラマとかは見る。携帯はガラケーか、持ってない。
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