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3万円台の“with Bing”ノート「11P1200-C-FEM」は性能十分安さも十分-ユニットコム“iiyama PC”
2014年07月24日 09時00分更新
キーボードやポインティングデバイスも使いやすい
11P1200-C-FEMは、キーボードやポインティングデバイスの使い勝手も優れている。キーボードはアイソレーションタイプの全87キーで、キー配列は標準的である。11.6型液晶搭載のモバイルノートPCなので、横幅はそれほど大きくはないが、主要キーのキーピッチは約17.5mm確保されており、大人の男性でも窮屈さは感じない。キータッチもしっかりしており、剛性も高いので、中央部を強く押してもたわむようなことはない。
ただし、「¥」キーや「ろ」キーなどの右側の一部のキーピッチは狭くなっている。ポインティングデバイスは、タッチパッドだが、Ultrabookなどでよくあるパッドとクリックボタンが一体化したタイプではなく、パッドとクリックボタンが独立したタイプである。左右のクリックボタンは一体化して細長いボタンになっているが、パッドとクリックボタンが一体化したタイプに比べるとやはり操作性はしやすく、ドラッグ&ドロップなども快適だ。
インターフェースも充実しており、バッテリー駆動時間も十分
低価格ながらインターフェースも充実している。USB 3.0端子×1とUSB 2.0端子×2、D-Sub15ピン、HDMI端子、有線LAN端子、マイク入力、ヘッドフォン出力を備えており、必要にして十分といえる。もちろん、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n準拠)機能も搭載する。
公称バッテリー駆動時間は約5時間31分とされているが、BBenchを利用して、電源プラン「バランス」、液晶輝度「中」で、10秒ごとにキー入力のエミュレート、1分ごとに無線LAN経由でのウェブサイト巡回をする設定で、バッテリー駆動時間を計測したところ、4時間49分の駆動が可能であった。無線LANを常時オンにしてこれだけ持てば、モバイルノートPCとしても合格点をつけられるだろう。
もちろん、Ultrabookなどでは実環境で8時間以上持つ製品もあるが、そうした製品は価格も本製品の2~3倍以上となる。朝から晩までバッテリーだけで使うには向かないが、移動中や移動先でバッテリーで利用し、会社や学校などではACアダプターに繋ぐというような使い方なら十分だ。ACアダプターもコンパクトで軽く、本体と一緒に気軽に持ち歩ける。
(次ページ「Celeron N2830搭載機として標準的な性能であり、実用上は十分」へ続く)