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各社のZ97マザーどれを買えばいい? メーカー独自機能比較第1回

“Ultra M.2”スロットがインパクト大のASRock製Z97マザー

2014年07月21日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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 Z97チップセット搭載マザーボードにはじまり、Devil's CanyonやPentium20周年モデルなど、ようやく2014年版の最新パーツで自作できる環境が整った。しかし肝心のマザーは、なにを買えばいいかわからない……という人も多いはず。

 そこで全4回にわたり、ASRock/ASUSTeK/GIGABYTE/MSI(アルファベット順)の4大マザーメーカーの中から、編集部オススメのZ97マザーを2枚ずつ紹介していく。

 第1回はASRockだ。古参の自作ユーザーと会話をすると、10回に4回は必ず“変態マザーが云々”という思い出話が出てくるメーカーだ。ただ近年のASRockは、他社にない独特の装備を持ちつつも、堅実かつ定番な設計になっている。そんなASRock製マザーをチェックしていこう。

約2万円のお手頃価格で高性能!
Z97 Extreme6

 Z97搭載のミドルレンジ級マザーの中で売れ筋の製品が「Z97 Extreme6」だ。価格の手ごろさはもちろんだが、2本搭載されたM.2スロット(後述)が非常に魅力的。

「Z97 Extreme6」。実売価格は2万1000円前後

 もちろん12フェーズ電源やASRock独自高耐久設計規格“ASRock Super Alloy”に対応、背面USBポートにはすべて静電気による損傷を防ぐ“ASRock完全スパイク保護”など、耐久性に対する備えも万全だ。

「Z97 Extreme6」スペック表
フォームファクター ATX
チップセット Intel Z97 Express
メモリー DDR3-3200+(OC)対応×4
拡張スロット PCI Express (Gen3) x16×2、PCI Express (Gen2) x16×1、PCI Express (2.0) x1×2、mini-PCI Express×1
ストレージ SATA Express×1、SATA 6Gb/s×10、Ultra M.2×1(PCI Express Gen3 x4)、M.2×1(SATAおよびPCI Express Gen2 x2対応)、eSATA×1
インターフェース USB 3.0×10(背面6、ヘッダピン4)、USB 2.0×6(ヘッダピン4、垂直Aコネクター1)、HDMI×1、DisplayPort×1、DVI-D×1、PS/2×1
ネットワーク Intel「I218-V」、Realtek「RTL8111GR」
サウンド 7.1ch HD Audio(Realtek ALC1150)

注目ポイント1
“Ultra M.2”スロットの存在

 Z97 Extreme6には他社製マザーにはない2本目のM.2スロット“Ultra M.2”が搭載されている。これは通常のM.2(Gen2 x2接続)と異なり、PCHではなくCPU側のPCI ExpressにGen3 x4で接続されている。

 帯域はM.2の10Gb/secに対し、Ultra M.2が32Gb/secと3倍以上太い。もちろんUltra M.2が活きるPCI Express接続のSSDがまだ存在しない(Samsung製SSD「XP941」など現行のSSDはGen2 x4接続)が、こうしたロマン溢れる装備はうれしいものだ。

ASRock独自の“Ultra M.2”スロット。PCI Express Gen3 x4で接続されるため高速

 ただしビデオカード用のレーンを分岐して設置してあるため、Ultra M.2使用時は1本目のx16スロットはx8動作、さらに2本目のx16スロットはx4動作になるため、マルチGPU構成時では足かせになるのは仕方のないところ。

 また、SATA接続のM.2にも非対応だ(もう1本のM.2はSATAにも対応)。ちなみに、Ultra M.2のすぐそばには、mini-PCI Expressスロットも搭載されている。

注目ポイント2
隠しドライブを作る“HDD Saver”

 Z97 Extreme6のユニークな機能のひとつが、マザー上の「HDD Saver」というシールの下に隠れたSATA用電源コネクターだ(隣のスイッチはBIOS切り替え用)。このコネクターから専用のSATA電源ケーブル(同梱)、さらにHDDへと接続することで、マザー側からドライブの電源をオン・オフできるのだ。

「HDD Saver」というシールの下に、電源のオン・オフが可能なSATA用電源コネクターが隠されている

 データ保存用で常時動かしたくないドライブをHDD Saver管理下におけば、HDDを不要な時は止めておけるという機能である。電源のオン・オフはBIOSはもとより、Windows上でも可能なので、秘密のデータの隠し場所としても使えそうだ。

電源のオン・オフはBIOSからだけでなく、Windows上からでも可能

注目ポイント3
CPU以外の温度でファンの回転制御

 一般的なマザーではケースファンの回転速度調整はCPU温度がトリガーになるが、CPU以外の温度は考慮されない。しかしZ97 Extreme6ではBIOS上で読み取れる“マザーボード温度”をトリガーに設定できる。

ケースファン回転速度のトリガーを、CPU温度ではなくマザーボード温度に設定できる

 CPU以外の温度をトリガーにできるのは、いまのところASRockとASUSしかないので、効率のよい冷却を考えるなら、この2社から選ぶといいだろう。ただASRockマザーはグラフィカルな設定画面ではないのが少々残念でならない。

→次のページへ続く (オーバークロック向けのZ97M OC Formula

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