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代官山と横浜に新ブルワリーをオープン

キリンがクラフトビール事業に参入、“ファンとつくる”ビールの試作品を販売

2014年07月16日 19時59分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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キリンビールのクラフトビールの新ブランド「SPRING VALLEY BREWERY」を発表。その第1弾となる「SPRING VALLEY BREWERY 496 プロトタイプ」。

 7月16日、キリンビールがクラフトビールの新ブランド「SPRING VALLEY BREWERY」を発表した。その第1弾として、新たに代官山に開設するブルワリーと、キリンビール横浜工場内のブルワリーの2カ所でオリジナルのクラフトビールの提供を開始する。

新規に開設するブルワリーは代官山東横線上部開発地の「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」、キリンビール横浜工場内の「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA」の2カ所。

 2015年1月には、キリンビールが100%出資する新会社を設立し、同年春より各ブルワリーに併設する店舗を運営するという。代官山の東横線上部開発地で展開する新規ブルワリー「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」では、ビール醸造の過程を見ながらその場でビールを購入できる。キリンビール横浜工場内に新設する「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA」では、つくりたてのビールの提供にくわえて、ビールや食にまつわるワークショップを展開する。

 新ブランドでは、季節や製法など様々なコンセプトの商品を試験定期に提供。2014年9月から2015年2月にかけて、キリンビールのオンラインショップ「DRINX」において試作品を展開し、ユーザーの反応を反映させながらビールを完成させていくという。

試作品へのフィードバックをもとに改良を重ね、完成したビールは2015年春に発表される予定だ。

代官山の線路跡地に設立するブルワリーは、複雑でわかりにくいクラフトビールの世界を、ビール初心者にもわかりやすく伝える「発信基地」にしていきたいとしている。

 限定テスト展開品の第1弾として、DRINXにて「SPRING VALLEY BREWERY 496 プロトタイプ」を4000セットの数量限定で発売する。330ml×6本のセットで、価格は送料込みで3000円。DRINX内で予約受注販売される予定で、販売時期は未定となっている。

 発表会に登場した磯崎功典社長は、「新ブランドに関しては、プレミアムビール戦争は意識していない。独自の世界観を作っていきたい」とコメント。当面は販売チャンネルを直営店舗とウェブに限定し、ブランドの育成に注力していく考えだ。

「5年ほどで単体で黒字にしていきたい」と話す磯崎社長。

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