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薄くて軽い、しかも便利

カバンに1台 パナソニックの無線SDカードリーダーを持ち歩け

2014年07月15日 17時00分更新

文● 北澤弘典

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エクスプローラーからSDメモリーカードリーダーの内容を確認可能


 ちなみに、本機はWebDAVにも対応していて裏面にある「URL:http://(IPアドレス)/sdcard」をたたくと、ウェブブラウザーやエクスプローラーから直接SDメモリーカードの中身を見ることができる。このURLを用いて対応アプリ側で接続設定すればさらに便利。特にiPhoneでは、KeynoteやGoodReaderで直接SDメモリーカードの中身に保存してあるプレゼンテーション資料やPDFファイルなどを参照できるようになる。

OSごとの対応アプリケーション
OS 対応ソフト
iOS Keynote、Pages、Numbers、PhotoSync、iFiles、GoodReader、Document Readdle
Android ESファイルエクスプローラー、Solid Explorer(Trial)、X-plore File Manager
Windows Windows エクスプローラ
MacOS X Finder

パナソニックが正式に対応を謳っているアプリ。iOSやAndroid、WindowsやMacOSで利用できるアプリケーションがある。

 KeynoteやPagesといったアプリを使っているiPhoneやMacintoshユーザーは、アプリからファイルを直接扱えるのがメリットになるだろう。Androidの場合はファイルエクスプローラー系アプリが対応となっているので、同期用のWi-Fiカードリーダーと比較して自分が使いやすいと思えるアプリを選んでみるのも手だ。

 ファイルエクスプローラーの場合は、ネットワークサーバーとして設定を行えば利用できる。本機の裏面にある「http://(IPアドレス)/sdcard」を登録すればいいと説明されているが、筆者の環境ではIPアドレスが変わっていたため、IPアドレス部分を書き換えることで登録できた。それぞれの登録方法はサイトで紹介されているのでチェックしてほしい。


替えがたい携帯性と特徴ある機能がよい


 単純な写真の受け渡しができるWi-Fi対応のSDカードリーダーライターはこれまでにも複数社から登場しているが、パナソニックのWi-Fi SDカードリーダーライターは、バックアップに加え、パソコンとの同期など個性的な機能を持つ点が魅力だ。

 特に「PC同期」は会社、自宅のパソコン、そしてスマホやタブレットでさまざまなファイルを活用したいというユーザーにとっては大変便利な機能だ。Dropboxのような同期型オンラインストレージもあるが、SDメモリーカードは容量とコストの面で有利といえる。スマホのデータはスマホだけ、パソコンとの連携は基本しないというユーザーにもぜひ試してほしいものだ。

 もちろん、スマホの空き容量確保、友人とのシェア、デジカメ写真の転送、バックアップ、WebDAVなど、スマホ単体で活用した場合でも、本機はさまざまな活用が可能だ。

 軽量で薄型の本体ということもあり、手元に利用していないSDカードがあれば本機に差し込んで、かばんなどに忍ばせておきたい。この1台だけでもさまざまな使い方ができるはずだ。持っておいて損はない製品ではないだろうか。

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