ソフトバンクグループのBBソフトサービスは毎月、同社の「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」が検出・収集した詐欺サイトの分析結果をインターネット詐欺リポートとして公開している。6月度ではお中元シーズンに便乗した詐欺サイトを検知したという。
この詐欺サイトでは、お中元シーズンに便乗し、高級ブランド品の偽物を贈り物として購入させようとしている。しかし、日本ではお中元に高級ブランド品を贈ることはほとんどないため、日本の慣習やお中元に関する知識が不十分な外国人が、詐欺サイトの制作・運営に関わっていると思われる。
「インターネットサギウォール」の全体の検知状況は、総検知数が前月比1.6%減の82万7076件。内訳として、ワンクリック・不当請求詐欺サイトやマルウエア感染サイト、ボーガスウエア配布サイト、ぜい弱性悪用サイトはいずれも前月比から減少しているものの、フィッシング詐欺サイトのみ5.7ポイントの前月比増を記録している。