「カップ麺にも激辛スパイス入れすぎてみた」――。いかにも最近のネットスラングっぽい一文だが、決して動画や記事のタイトルではない。カップ麺のパッケージに、堂々とデザインされているうたい文句だ。
エースコックは7月9日、「EDGE 鬼辛とんこつ醤油ラーメン」を発表した。8月4日より全国で発売する。価格は216円。
既存品では味わえない「驚き」と「やりすぎ」をうたう、「EDGE」ブランドの第3弾となる。同ブランドからは、今年1月に「EDGE 鬼マヨ焼そば」が(関連記事)、5月には「EDGE 鬼辛焼そば」が発売されている(関連記事)。
インパクト抜群のパッケージを見ればわかる通り、唐辛子と魚粉をブレンドした大量のスパイスで仕上げている。その刺激に負けない、しっかりした味わいの豚骨醤油スープも特徴とのこと。
最近では、激辛や超大盛をうたって消費者を驚かせるような商品、およびそれらを食べる動画が、SNSや動画サイト上で注目されることが多い。EDGEブランドの製品群も、その流れに沿ったものといえるだろう。
一方で、辛さや量を売りにする製品が市場に増え、もう目新しいものではなくなっているのも事実。ただ激辛スパイスが入りまくっているというだけでは、辛党はもちろん、一般のラーメン好きにも飽きられ、敬遠されてしまうおそれもある。辛さだけではなく、「とんこつ醤油ラーメン」としてのクオリティーにも期待したいところ。発売が楽しみだ。