最強の8型タブを標榜して1月28日に登場したThinkPad 8。その基本コンセプトを継承し、さらに大画面となった新製品が登場した。
レノボ・ジャパンが7月8日に発表した「ThinkPad 10」は、解像度1920×1200ドット(WUXGA)の10.1型ディスプレーを搭載するWindowsタブレット。
CPUにAtom Z3795(1.59GHz)を採用。2012年10月発表の「ThinkPad Tablet 2」と比較して2倍のパフォーマンスを実現したという(関連記事)。ディスプレー部に強化ガラス「ゴリラガラス」を採用し、堅牢性にも配慮。高視野角のIPS液晶となっている。メモリーは4GB(32bit版は2GB)、ストレージは64GBフラッシュメモリーという構成だ。OSはWindows 8.1 Pro Update(64bit)もしくはWindows 8.1 Pro Update(32bit)が選択できる。Windows 8.1 with Bing(32bit)搭載モデルなど低価格なモデルもラインナップしているので、価格が安い機種がいい場合はこちらを選択してほしい。
そのほか無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0に対応している。厚さは約8.5mmでThinkPad Tablet 2と比べて約1.3mm薄くなった。約10.1時間の連続駆動が可能だ。インターフェースはUSB 2.0端子、microHDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、microSDカードスロットなど。
また、1024段階の筆圧感知を搭載するデジタイザー「ThinkPad Tablet ペン」が付属するモデルや、指紋認証機能が使用できるモデルを用意。価格は以下の通り
ThinkPad 10の主なスペック | ||||
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製品番号 | 20C10023JP | 20C1002JP | 20C1002PJP | 20C1A00HJP |
直販価格 | 8万7480円 | 8万1000円 | 8万5320円 | 7万1280円 |
OS | Windows 8.1 Pro Update(64bit) | Windows 8.1 with Bing(32bit) | ||
CPU | Atom Z3795(1.59GHz) | |||
グラフィックス | インテル HD グラフィックス | |||
メモリー | 4GB | 2GB | ||
ストレージ | 64GBフラッシュメモリー | |||
ディスプレー | 10.1型(1920×1200ドット)、IPS液晶、ゴリラガラス | |||
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0 | |||
インターフェース | USB 2.0端子×1、MicroHDMI端子×1、マイク入力/ヘッドフォン端子×1、microSDカードスロット | |||
内蔵カメラ | 前面:200万画素、背面:800万画素 | |||
内蔵センサー | 加速度センサー、近接センサー、デジタルコンパス、光センサー、GPS、ジャイロセンサー | |||
デジタイザー | ThinkPad Tablet ペン | - | ThinkPad Tablet ペン | - |
指紋認証 | あり | - | ||
サイズ/重量 | 約幅256.5×奥行177×高さ16.95mm | 約幅256.5×奥行177×高さ8.95mm |
法人モデルは7月8日に販売開始、個人向けモデルの販売開始時期は未定。また、LTEモデルは9月中旬以降に販売開始予定だ。
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