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Bluetoothテザリングで驚異のスタミナ!

全部盛りのLTEルーター「AtermMR03LN」を狙え!!

2014年07月15日 11時00分更新

文● 高橋量

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業界初のBluetoothテザリング対応!
なんと最大24時間の連続通信が可能!

 「AtermMR03LN」のバッテリー性能については、カタログ上の公称値では11ac/n/a/b/gの無線LANで接続するWi-Fiテザリング時で最大約12時間、Bluetoothテザリング時で最大24時間の連続通信が可能となっている。

 Bluetoothテザリングとは、Bluetooth機能を使ってデータ通信を行なう機能のことで、子機となるデバイス側はBluetooth 2.1以上とPANU(データ通信のためのプロファイル)をサポートしている必要がある。「AtermMR03LN」と子機間の通信速度は最大3Mbpsで、Wi-Fiテザリングに比べて消費電力が大幅に少ないのが特徴だ。

Bluetoothテザリングで接続するまでの手順。まずは「AtermMR03LN」側でBluetoothをONにしてから、ホーム画面の「設定」→「簡単無線設定」と選び、「Bluetoothペアリング」を選択する

Bluetooth対応機器の検索が始まるので、子機側のデバイスでBluetooth機能をオンにする

「AtermMR03LN」に表示される番号とデバイス側に表示される番号が同じなら「はい」を選択

Bluetoothテザリングが有効となり、画面上部のBluetoothアイコン(「B」のアイコン)に接続台数が表示される

 Bluetoothテザリングは、動画や重めのウェブページでは一瞬待ち時間はあるものの、メールやテキスト中心のウェブページではサクサクとスムーズに表示される。またTwitterやFacebook、LINEなどのSNSアプリについては、ストレスを感じることなく使える。Bluetoothテザリング時の回線速度を計測したところ平均1.7Mbps程度で、メールやウェブ閲覧には十分なスピードなのだ。安めのプランの格安SIMカードを選んで通信コストを抑えたいという方なら、Bluetoothテザリングを使えば、通信容量の心配をあまりせずに長時間ネットに接続できるわけだ。

通信速度計測アプリ「Speedtest.net」を使ってBluetoothテザリング時の通信速度を計測したところ、おおむね1.7Mbps前後だった

 Bluetoothテザリング時の連続通信時間を以下の条件で計測してみたところ、カタログ値よりもはるかに長い30時間以上という結果となった。やや負荷が軽めなテスト条件ではあるが、それでも1日半近くバッテリーが持つのは驚きだ。これだけのスタミナがあればバッテリー切れで困ることはなく、万が一に備えてモバイルバッテリーを持ち歩く必要がない。また、デバイス側の消費電力も節約できる点もメリットだ。

Bluetoothテザリング時の連続通信時間は実測で30時間以上!

バッテリー性能のテスト条件

  • 本体の「ECO設定」から「ECOモード」をオンに、画面の輝度を「暗め」に設定
  • Wi-Fiと公衆無線LANをオフに設定
  • BluetoothテザリングではNexus 7のみ接続
  • 表示するウェブページの容量は120KBから140KB程度(Aterm公式サイト「AtermMR03LN」のモバイル版仕様ページ)
  • Android版「ドルフィンブラウザ」とページ自動更新アドオン「Tab Reload」を使って、1分ごとにウェブページを自動更新

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