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利用中のSAPシステムの状態を診断、スリム化や最適化を図る

富士通、SAP ERPの最適化/コスト削減サービスを体系化

2014年07月04日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 富士通は7月3日、SAPシステム運用の最適化やコスト削減を実現する顧客向けのサービス群を「FUJITSU ERPモダナイゼーションサービス for SAPソリューション」として体系化し、それに基づく新サービス2種と強化サービス3種を順次提供開始すると発表した。

「FUJITSU ERPモダナイゼーションサービス for SAPソリューション」体系

 新規提供されるのは「SAPトータル診断サービス」および「SAP HANAマイグレーションサービス」。トータル診断サービスは、顧客のSAPシステムにおける業務プロセス、運用保守プロセス、インフラシステム性能を可視化/分析する。これに最適化のためのサービスを組み合わせることで、TCO削減や業務/システム運用の改善を実現できる。またHANAマイグレーションサービスは、SAP ERPのデータベースをHANAに移行することで、劇的な高速化を実現するサービス。

 強化されるのは「SAPクラウドサービス」「SAPグローバルテンプレート」「フロント統合ソリューション」。クラウドサービスでは、新たに「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted A5」「FUJITSU Cloud A5 for Microsoft Azure」がSAPシステムのホスティングに対応する。ERPテンプレートでは、アジア諸国を中心とする11カ国向けのものを統合、一括提供し、システム構築期間を短縮する。また、フロント統合ソリューションは、ユーザーインターフェース、ビジネスプロセス管理、サービス連携などの機能をオールインワンで提供する。

「SAPグローバルテンプレート」のイメージ。独自の統合テンプレートには、11カ国ぶんの標準化された基幹業務プロセスと各国の法制度対応機能が事前設定されている

 富士通では、これまでグローバルで8000件以上のSAPシステムの構築/運用保守を行っており、そのノウハウを生かして「システムのスリム化のためのサービスの移行や運用方式の設計、稼働後のサポートまで一貫して行い、お客様の効率的かつ効果的なSAPシステムの運用を支援する」と述べている。

サービス名販売価格(税別)提供開始時期
FUJITSU ERPモダナイゼーションサービス for SAPソリューションSAPトータル診断サービス150万円~即日
SAP HANAマイグレーションサービス480万円~ (1システム環境につきマイグレーション1回)即日
SAPクラウドサービス各種サービス個別見積即日
SAPグローバルテンプレート個別見積/1カ国即日
フロント統合ソリューション個別見積/画面・機能数2014年10月

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