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最新パーツ性能チェック ― 第162回

TDPが65WになったKaveri、「A10-7800」の性能をチェック

2014年07月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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発熱は大幅に低下

 最後はAPU温度だ。これは消費電力の結果とは異なり、大きな差が生じている。計測は速報的なものとして、UEFI画面での放置時の最高温度と、変化がなくなった状態での温度を計測した。

温度計測結果をまとめたグラフ。TDPが65Wになった分、温度低下がよくわかる結果となった。「A10-6800K」はリファレンスCPUクーラーでは、だいぶ温度が高い

 A10-7800は最高温度65度で、落ち着いた状態では64度。「A10-7850K」は最高温度70度、68度に着地した。ATXケースでの運用の場合、大型クーラーを搭載できるため、ごまかせる温度差だが、APUの場合、多くの読者はなるべく小型ケースを考えるだろう。

 小型ケースの場合はCPUクーラーの選択肢は少なく、高負荷が続いてCPUクーラーが敗北した経験を持つ人も多いハズだ。また静音性についても妥協点が高くなりがち。

 こうなってくると4~5度の差は大きく響くため、小型PCでありつつ、ゲームも遊べるPCを考えているのであれば、「A10-7800」はとてもステキな存在だといえる。

「A10-7850K」よりもクロックが低いが
TDP低下の恩恵はとても大きい

 「A10-7800」は、「A10-7850K」よりもクロックが低いものの、ベンチマークでは肉薄するスコアを出せるおもしろいAPUだ。とくにスペックと「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の見比べは、APU構成でのスコアの変化がわかり、他のAPUを選ぶ際の目安になるだろう。

 ベンチマーク結果からすると、「A10-7850K」から「A10-7800」に乗り換える理由は少なく、あるとすればTDPが65Wになったことによる温度の低下だろう。小型ケースユーザーであれば、ケース内温度管理が楽になると思われるため、人によってはTDP 65Wだけでも購入候補入りしそうである。

APUはベテランからエントリーまで楽しめるAPUとして、確実に歩みを進めている

 比較対象として、「A10-6800K」の計測データも掲載してきたが、APUの進化がわかる結果ともいえる。消費電力の低下だけでなく、温度も低くなり、かつスコアも上昇と、とても順当なものだ。そのため、「A10-6800K」を使用中なのであれば、迷わず「A10-7800」に買い換えてもいい。

 APUはベテランからエントリーまで楽しめるAPUとして、確実に歩みを進めている。ちょっとトライしてみたいと思ったのなら、「A10-7800」を起点にして、どのグレードのAPUにするかを考えてみてほしい。

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