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最新パーツ性能チェック ― 第162回

TDPが65WになったKaveri、「A10-7800」の性能をチェック

2014年07月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 2014年7月3日に日本先行発売となったAMD「A10-7800」。兄貴分である「A10-7850K」は、低価格ながら、CPUとGPU性能のバランスがよく、それほどヘビーなゲームタイトルをしないユーザー向けとしては、リーズナブルかつはフォーマンスの高い一品とあって、発売直後から品薄になる人気を見せた。

開発コードネーム“Kaveri”こと「A10-7800」。日本先行発売のAPUだ

 その下位に位置する「A10-7800」は、何が違うのか。注目は次の2点。CPUコアクロックとTDPだ。というわけで、下表をまずは見てもらいたい。

APUの比較表
開発コード Kaveri Richland
モデルナンバー A10-7850K A10-7800 A10-6800K
CPUコア数 4 4 4
GPUコア数 8 8 6相当
CPUコアクロック
(ターボ時最大)
3.7GHz(4GHz) 3.5GHz(3.9GHz) 4.1GHz(4.4GHz)
GPU SP数 512 512 384
GPUコアクロック 720MHz 720MHz 844MHz
2次キャッシュ 4MB 4MB 4MB
TDP 95W 65W 100W

 「A10-7800」は、「A10-7850K」よりもCPUコアクロックは200MHz、Turbo Core時は100MHz低いが、TDPは65Wへと下がっている。とくに後者2つの強化が魅力的である。取り急ぎベンチマーク結果を紹介していこう。

なるべく最小TDPに近づけるための
ベンチマーク構成

 ベンチマークは、「A10-7800」のほかに、「A10-7850K」、「A10-6800K」を用意し比較することにした。これにより、TDPの変化がわかるだろう。

テスト環境
CPU AMD「A10-7800」(GHz)
AMD「A10-7850K」(3.7GHz)
AMD「A10-6800K」(4.1GHz)
マザーボード GIGABYTE「GA-F2A88X-UP4」(AMD A88X)
メモリー AMD「R938G2130U1K」(DDR3-2133 4GB×2)
SSD CFD「CSSD-S6T128NHG6Q」(128GB)
電源ユニット Corsair「RM650」(650W)
OS Windows 8.1 update x64

 その他構成を軽くチェックすると、マザーボードはGIGABYTE「GA-F2A88X-UP4」。メモリーはAMD Radeon R9 Gamers Series「R938G2130U1K」(DDR3-2133 CL10-11-11-30)、システムSSDはCFDの「CSSD-S6T128NHG6Q」を用意した。

 APUの性能を活かせる高速なメモリーを使用しつつ、最小に近いTDPを見るための構成だ。そのため、電源も80PLUS GOLD認証を取得するCorsair「RM650」を選んだ。

AMD A88Xチップセットを搭載するGIGABYTE製のATXマザーボード「GA-F2A88X-UP4」。“Kaveri”から最大限の性能を引き出せ、独自の品質基準Ultra Durable 5 Plusにも準拠する
AMD純正のDDR3-2133対応メモリー「R938G2130U1K」。Kaveriは高速メモリーを使用することで性能を発揮する
負荷率が40%より小さいとファンが停止するCorsair製のセミファンレス電源「RM650」。日本製105度電解コンデンサーを搭載し、安定した電圧を供給する

まずは3DMarkから

 3DMark Version 1.3.708を使用してのベンチマークから見ていこう。測定したものは、Cloud Gate、Sky Dribver、Fire Strike。それぞれ3回計測し、その平均値をグラフとして掲載している。グラフィックスドライバーは、Catalyst 14.6 Betaで、以下のベンチマークでも同様だ。

 結果としては、APU向けとして新設されたSky Driveの結果が明瞭でわかりやすい。GPU性能が変わらない「A10-7850K」とは誤差範囲の結果となった。またこの傾向はFire Strike、Fire Strike Extremeも同様であり、Cloud Gateのみ、やや大きな差が生まれている。

3DMark Version 1.3.708の結果。それぞれ3回計測し、その平均値を掲載している

 さて、Ice Stormだが、これはスマホ・タブレット向けのものであり、デスクトップ向けではない。また最近のスマホのベンチマーク結果を見ているとわかるが、すっかりインフレバトルになっているため、ベンチマーク項目としては定期確認レベルという読者諸氏も多いだろう。

Ice Strom3種の結果。「A10-6800K」がもっとも高い結果になっている。Kaveri世代からはIce Stromのスコアが伸びにくいのだが、同じKaveriの「A10-7850K」との差が大きすぎる

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