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iPhoneやPCで高音質リスニングを楽しむポータブルアンプのススメ 第1回

iPhoneとつなぐだけ! 音質大幅アップのポタアン入門機を選べ!

2014年06月30日 17時00分更新

文● 鳥居一豊

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ウォークマンとの組み合わせならハイレゾ音源に対応!
ソニー「PHA-2」

ソニー「PHA-2」

ソニー「PHA-2」

 ソニー「PHA-2」は同社のポタアン2号機で、PCとの接続なら最大192kHz/24bitのリニアPCMとDSD 2.8MHzの音源に対応。同じソニーのハイレゾウォークマンとは、デジタル接続で192kHz/24bitのリニアPCMにも対応する。

 なお、iOS端末に関しては、対応サンプリング周波数は48kHzまでとなる(自動的に48kHzでの変換出力となる)。

 剛性の高いアルミケースに35μmの厚膜銅箔プリント基板の採用など、高性能オーディオ部品を使って高音質化を追求。44.1kHz系と48kHz系の2種類のマスタークロックを備え、信号に合わせてクロックを切り替えることでジッターなどの影響を最小限に抑えるなどの特徴を持つ。

PHA-2の前面。オーディオ入出力とヘッドフォン出力を備える(ともにステレオミニ端子)。ボリュームは大きめのダイヤル式で、強固なバンパーで保護されている

PHA-2の前面。オーディオ入出力とヘッドフォン出力を備える(ともにステレオミニ端子)。ボリュームは大きめのダイヤル式で、強固なバンパーで保護されている

背面には3系統のUSB端子を備え、PCやiOS端末、ウォークマンなどとの接続に対応。入力は上部のツマミで切り替える

背面には3系統のUSB端子を備え、PCやiOS端末、ウォークマンなどとの接続に対応。入力は上部のツマミで切り替える

PHA-2の側面部。ヘッドホンに合わせて切り替えるゲイン調整(ノーマル/ハイ)と、出力セレクター(ヘッドホン出力/ライン出力)がある

PHA-2の側面部。ヘッドホンに合わせて切り替えるゲイン調整(ノーマル/ハイ)と、出力セレクター(ヘッドホン出力/ライン出力)がある

 ライン出力用のオペアンプにはTI(テキサス・インスツルメンツ)製の「LME49860」、ヘッドホンアンプには同じくTI製「TPA6120」、DACチップにはTIの「PCM1795」を使っている。

 バッテリーを内蔵しており、デジタル接続時で約6.5時間の駆動が行なえる。

PHA-2の付属アクセサリー一式。結束用のゴムバンドなどのほか、アナログ接続ケーブルも充実。ウォークマン用の専用ケーブルも用意されている

PHA-2の付属アクセサリー一式。結束用のゴムバンドなどのほか、アナログ接続ケーブルも充実。ウォークマン用の専用ケーブルも用意されている

 サイズは幅68×奥行140×高さ29mmで、ポタアンとしては標準的な大きさ。iPhoneなどと横幅もほぼ同じで、2つを重ねて持ち運ぶのにも便利だ。アクセサリーには結束用のゴムバンドや重ねたiPhoneがずれにくくするシリコン製のパッドなども付属する。アクセサリーは比較的充実している。

(次ページに続く、「ソニー PHA-2の試聴」)

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