荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第361回

オリンパス「E-M5」などで狙う！　猫のあくびの瞬間

あくび写真でわかる！　犬歯がない猫

　で、あくび写真を集めて観てたら、上下2本ずつあるはずの犬歯……猫なのに犬歯……がないやつがいるのだ。生えてないんじゃなくて、たぶん、抜けちゃったのである。

　実はうちの猫「大五郎」も歯がない。

ピントがずれちゃったけど、大五郎があくびしてる写真がこれしか見つからず。まあ見ていただけるとわかるかと思う。あくび写真はピントよりタイミングが命ってことで（2013年11月 ソニー DSC-QX100）

　若い頃はきれいに揃ってたのだけど、いつの間にか全部抜けちゃったのだ。

　歯がないと食事に困らないかと思われがちだが、キャットフードを食べている分には犬歯はなくても問題ないそうです。うちの大五郎も特に気にしてない模様。

　大五郎ほど歯が抜けちゃってる猫はそうそう見ないけど、上の犬歯がないやつはけっこういるのだ。

人なつこい飼い猫。下の歯はあるけど、上の犬歯が見当たらない。舌がくるっとまるまってていい（2013年8月 オリンパス OM-D E-M5）

塀の上であくび猫。こいつも上の犬歯が見当たらなくて、なんか可愛い（2013年2月 オリンパス XZ-2）

　こういうことは大あくびでもしてくれないとわからないんだよな。

　というわけで、あくび猫特集でした。

　私もそろそろ寝ます。おやすみなさい。

最後もかふかのあくび写真で。かふかはよくくわっと大あくびしてくれる。犬歯にだけピントが合っててなんか吸血鬼みたいだけど、たまにはケモノっぽい顔もよい（2012年5月 オリンパス OM-D E-M5）

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい！』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』（ソフトバンク新書）、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』（玄光社MOOK）。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/