NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は25日、訪日外国人旅行者・ビジネスマン向けプリペイドSIM「OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITOR」の提供を開始した。
利用期間は14日間、利用容量は100MB/日、通信速度は受信時最大150Mbps/送信時最大50Mbps、SIMカードサイズ は標準/micro/nanoで、参考価格は3500(税抜)。訪日外国人旅行者・ビジネスマン向けのフリーWi-Fi接続アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」の利用方法をパッケージに同梱する。
これにあわせ、ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントは訪日外国人向けSIM販売サイト「NTT Com Store」を開設。「OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITOR」の販売拡大を目指す。サイトは英語のみだが、今後は他言語にも対応予定する。
同サイトで購入した「OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITOR」は、日本国内の空港内の郵便局かホテル等で受け取ることが可能。受け取り場所は商品購入時に指定できる。対応空港は、成田空港第1ターミナル、成田空港第2ターミナル、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港セントレア、新千歳空港、福岡空港、鹿児島空港、那覇空港。
アベノミクス成長戦略では重点分野の1つに「観光立国ニッポン」を掲げている。訪日外国人数は2013年に1000万人を突破したが、政府は東京オリンピック・パラリンピックの開催を追い風とし、2020年に訪日外国人数2000万人を目標としている。今回のプリペイドSIM販売事業をはじめ、訪日外国人向けのビジネスは、2020年に倍のマーケットに膨らもうとしている。